2022/12/08 ( 公開日 : 2022/12/08 )

30代が健康診断の結果で見過ごしてはいけないことは? メンタル不調にも注意!

症状
予防 健康寿命 未病
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30代になると、20代のときとは体が変わってきたと感じる方は多いはず。30代の方が実際に気になることとはどんなことでしょう? 記事の中では30代の方が最も多い病気や、気をつけたい隠れ肥満についても紹介しています。
目次

30代の方に伝えたい3つのポイント

20代とは違う30代、健康面での不安は?

「20代と30代で異なることは?」と質問すると、30代から多いのは以下のような声でした。

「20代より太りやすくなった」
「食べてないのに太る」
「疲れやすい気がする」
「徹夜がつらい」
「お酒が残る気がする」

30歳以降は、何もしていないと一年に1%ずつ筋肉量が減っていくといわれています。
わたしたちの体はつねに基礎代謝(生命活動を維持する基本的な代謝)を行っていますが、筋肉量が減ると基礎代謝は次第に悪くなります。
食事をしていないのに太るのは、体の脂肪の割合が増えて、若いときよりも基礎代謝がどんどん悪くなっているからです

疲れやすい、徹夜がつらい、お酒が残る、などは体の回復力が落ちているせいかもしれません。

20代では食事・睡眠・運動が乱れていても、なんとか若さの力で体調を管理できていましたが、年齢が上がるほど体調の管理も難しくなります。
では、30代では具体的に多い病気はあるのでしょうか?

30代で特に気をつけるべきこと

高血圧、脂質異常症

30代になると健康診断でも、高血圧や脂質異常を指摘される方が増え、糖尿病の前段階に近い状態や、脂肪肝なども指摘されるようになります。
体は一年ごとに健康面での負債を積み上げているような状態です。

これら生活習慣病は40代、50代でさまざまな負のアウトプットを産み出してしまいます。

高カロリーの食べ物、砂糖や塩分が多いスイーツなどは、脳に報酬を与えて満足感を作り出すため、ついつい習慣化してしまいます。
週に1回、2週間に1回など、好きなものを食べていい日を決めるなどして、ゆるい食事制限ができると10年後20年後の健康状態も変わってきます。

健康診断で、以下のものを指摘された方は生活習慣を改善させる必要があります。

  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 高血糖、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が高い
  • 肝機能障害

まずは何から始めればいいかわからない方は、食生活の改善から始めましょう。

▽ぜひこちらの記事を参考に、食生活のヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。

ヘルシーな朝食をとるにはどんな食材を選べばいい? おすすめ健康食材12選

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子宮頸がん

子宮頸がんは20代から40代までが発症することが多いがんとして知られています。
30代女性ではすべてのがんのうち約18%が子宮頸がんであることからも、その比率の大きさがわかるでしょう(*1)。

子宮頸がんは年間で約1万人が罹患して、約2,800人が死亡しているといわれます。

子宮頸がんは、性行為でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染して発症するがんです。
HPVに感染した女性は子宮頸部異形成という病気になり、これが悪化するとがんになります。

HPVワクチンの接種と、生涯でも少なくとも数回は健診を受けることが望ましいといわれています。

▽こちらでも子宮/卵巣がんについて解説しています

子宮/卵巣のがんは初期症状がない? 若いうちから定期的な検診をすすめる理由

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心の病

30代はあらゆる世代の中でも、もっとも心の病が多い世代という統計結果が「第10回『メンタルヘルスの取り組み』に関する企業アンケート調査結果」から明らかになっています。

メンタルの不調がひどくなると、うつ病、不安障害、心身症などの具体的な病気になります。

うつ病
一日中気分が落ち込んでいて、何をしていても楽しめないという精神状態のこと。

不安障害
心配や不安が過度になりすぎて、日常生活に影響がでる状態のこと。パニック障害、社会不安障害、脅迫性障害などがある。

心身症
各科が対応する疾患のうちでも、発症や経過に心理社会的ストレスの影響で機能的な障害を伴った症候群のこと。

30代で脳疾患・心疾患になる人はいる?

脳疾患

2017年度の厚生労働省の統計によれば、国内での脳血管疾患(脳梗塞やくも膜下出血など)の件数は男性で3千人程度、女性でも同様に3千人程度です(*2)。

出典:「脳血管疾患患者数の状況」(厚生労働省)

こちらも40代、50代と数が次第に増えていきます。
30代からの不健康な生活習慣が疾患の原因となっていますので、健診の結果を真剣に受け止めて、不摂生を減らす対策が必要です。

脳卒中になるとどうなる? 若年性脳梗塞体験者のマンガから学びましょう

若い方でも発症することがある脳卒中ですが、実際に20代、30代で脳卒中を発症して、そのことをマンガにしている方もいます。体に違和感が出たときの気持ちや、入院していた際に家族が来たときの感情など、リアルな体験が描かれていますので、予防の意識を高めるうえでもぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

心疾患

2017年度の厚生労働省の統計によれば、国内での虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)の件数は男性で4千人程度、女性では2千人程度です(*3)。

出典:「虚血性心疾患患者数の状況」(厚生労働省)

40代では男女合計で2万人、50代では5.4万人と増えていきます。

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編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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