すい臓がん(膵臓がん)は、症状が出てから画像検査などで発見された場合は、すでに病気が進行していることが多く、他のがんと比べて予後が悪いことで知られています。健診で施行される腹部エコーでは、すい臓全体の把握がしばしば困難なことがあるので、全体像を把握できる腹部MRI検査(MRCP検査)で早期に発見することで予後を改善することが重要と考えられます。
経口消化管造影剤を使用したMRCP検査により、すい臓がんが発生しやすい膵管と胆嚢、胆管をはっきりと確認できます。
Aご家族ががんを患ったことのある方や、40代以上の方は特に注意が必要ですが、すい臓がんは進行しないと症状が現れにくいがんですので、検査を受けられたことのない方は、一度チェックすることをおすすめします。