2022/12/08 ( 公開日 : 2022/12/08 )

30代が健康診断の結果で見過ごしてはいけないことは? メンタル不調にも注意!

症状
予防 健康寿命 未病
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30代の隠れ肥満率

体格指数と呼ばれるBMIがもし「標準」(18.5以上25未満は「標準」に分類される)であっても、筋肉や骨にくらべて内臓脂肪が多い状態を、隠れ肥満といいます。

2022年度にメディカルチェックスタジオでCT体脂肪検査を受けた30代の方の、約8%が隠れ肥満に該当します。
一見痩せているように見えるため、体脂肪検査を受けないと自分も周囲もわからない隠れ肥満は、病気リスクの増大につながるため、注意が必要となります。

30代でも注意したい脳萎縮

将来認知症になるリスク要因のひとつとして、脳萎縮の存在が明らかになってきています。
ひとの脳は加齢とともにいくらかは萎縮していきますが、これが年齢平均より明らかに進行している場合には、認知症になる可能性が高まるといわれています。

この脳萎縮度が高い方は、肥満傾向にあったり、若い頃から高血圧や高血糖だったりと、上記でも述べてきた肥満や脳・心疾患とも関わりが深いです。

認知症は生活習慣病との関わりが深く、60代・70代になってから気にし始めるのではなく、30代・40代から考えるべきである、と脳科学研究者のあいだではいわれ始めています。

30代で感じている不安が将来の重大疾患につながる

太りやすい、疲れやすいという些細なことが、年齢が上がると具体的に名称のついた疾患に変わっていきます。
脳疾患や心疾患は50代、60代でなる病気、と思っている方もいるかもしれませんが、これらの重大疾患の芽は、30代の頃から育っています。

生活習慣病を放置することで将来に起きる病気、特に体に大きな影響を与える疾患を脳ドックやCT検査で予防することも大切です

体の仕組みや、30代が多い疾患などについて知識をつけて、健康な状態を守るためのアクションを始めましょう。

参考
*1) 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「がんの統計2022

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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