PET-CTに代わる次世代の全身がんMRI検査で体への負担も軽く、短時間で広い範囲の検査ができます。
全身がんMRI検査では拡散強調像という撮影方法を用いています。がん細胞は細胞密度が高い(細胞と細胞の間が狭い)ことに着目し細胞間の水の動きをもとにがん細胞を検索します。
A三大疾病の早期診断には脳ドック、CTドック、がんドックをお勧めしていますので、脳ドックの受診歴がなければ同日に施行可能な脳ドックをお勧めします。
全身がんMRI検査
MRI検査全身がんMRI検査+胸部CT | PET-CT | |
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注射 | なし | 検査薬を静脈注射 |
食事制限 | 検査前絶食 | 検査前絶食やインスリン制限 |
X線によるダメージ | MRI:なし CT:低線量 | 注射薬と放射線の2重被ばく |
検査時間 | 約60分 | 注射を含め約3時間 |
検査後処置 | なし | 放射能が下がるまで待機 |
糖尿病患者 | 検査可 | 検査できない場合がある |
がん 死亡順位 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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肺 | 大腸 | 胃 | 膵臓 | 肝臓 | 胆嚢 胆管 | 乳房 | 悪性 リンパ腫 | 前立腺 | 食道 | 膀胱 | 白血病 | |
全身がんMRI検査+胸部CT | ◎ | ○ | ✖️ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ✖️ |
CTスキャンによって胸部の撮影を行うことで、肺や心臓、血管の状態を詳細に検査することができます。
健康診断で行われているレントゲンでは確認しづらい箇所も含め、病気につながる異常箇所を調べる検査です。
胸部CT肺ドックを受診いただくことで、
以下のような異常や疾病を確認することができます。
肺がん(否定できない) | 小結節(5mm未満)、PureGGO、Part-solidGGO、solid、腫瘤(3cm以上)、結節(分類不能) |
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肺がん(強く疑う) | PureGGO、Part-solidGGO、solid、腫瘤(3cm以上)、結節(分類不能)、肺門部肺がん(中枢型肺がん) |
陳旧性病変 | 陳旧性結核、陳旧性病変、石灰化結節、石灰化陰影、不定形陰影 |
活動性肺結核 | |
肺がん以外の呼吸器疾患 | 肺炎、肺線維症、間質性肺炎、非定型抗酸菌症、気管支拡張症、無気肺、慢性気管支炎、胸水、肺気腫、軽度肺気腫、中等度~高度肺気腫、ブラ、その他の病変 |
心大血管の異常 | 心臓の冠状動脈石灰化、心拡大、大動脈解離、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、その他の心臓血管の異常 |
頸部、縦隔、胸膜、胸壁の病変 | 甲状腺腫瘍、頸部リンパ節腫大、縦隔腫瘍、縦隔リンパ節腫大、胸膜中皮腫、胸膜プラーク、胸膜石灰化、胸水、乳腺腫瘤、その他の病変 |