検査メニューの紹介

胸部CT肺ドック

CT検査
胸部CT肺ドックのイメージ

“胸部CT肺ドック”とは

※CT肺・心血管ドックから名称変更になりました。

CTスキャンによって、胸部の撮影を行い、肺や心臓、血管の状態を詳細に検査することができます。
健康診断で行われているレントゲンでは確認しづらい箇所も含め、病気につながる異常箇所を調べる検査です。

検知できる主な「病気」

肺の疾患

肺がん、肺結核、アスベスト肺、

肺炎、肺気腫(はいきしゅ)

心臓/血管の疾患

狭心症、心筋梗塞(しんきんこうそく)

など

検知できる主な「異常」

肺がんなど、左記の肺疾患の兆候(未病)

冠動脈などの血栓(血液のかたまり)

心筋梗塞など、左記の心血管疾患の兆候(未病)

など

※ 詳細は下記「検査で見つかる所見」をご覧ください

胸部CT肺ドックの流れ

  • ※ 所要時間は、同時に受ける検査によって変動する可能性がございます。
  • ※ CTは放射線(X線)を用いた検査ですが、年に複数回撮影しても人体への影響の出にくい低線量での検査となります。
  • ※ 当検査では、造影剤(静脈注射など)は使用しません。
  • ※ 検査結果に異常が確認された場合、検査当日の診察をお願いする場合がございます。 また検査結果で異常があった場合は、検査されたクリニックの外来でご相談ください。
  • ※ 一部の施設においては検査画像の公開まで、2〜3日を要する場合がございますのでご注意ください。

検査にかかる費用

12,000(税込13,200円)

※ 出張診療所の場合、費用が異なる場合がございます。

死因の45%以上が
「がん」と「心疾患」

医学の進んだ現代の日本においても、毎年亡くなった方の30%が「がん」、15%以上が「心疾患」による要因となっています。
がんの中でも最も発症数が多いのが「肺がん」で、死亡率の高さや他の部位への転移のしやすさをみても、早期に対策が重要な疾病となっています。

また、毎年レントゲン撮影を行なった場合でも、骨などに隠れて異常の検知が遅れる可能性があるため、早期発見にはCTを用いた詳細な検査が必要です。

主な死因の構成割合 がん27.6% 心疾患15.0% 老衰9.6% 脳血管疾患7.5% その他40.3% 参照:「人口動態計月報年計」(厚生労働省/2020年)より

体脂肪や高血圧による動脈硬化

体脂肪や血圧など日常的に健康を意識される方が増えた一方で、実際にそれらが自分の体に異常をきたしているのかを認識されている方はまだまだ少ない状況です。

脂質やコレステロール、高血圧などによって起きる動脈硬化は、血管が詰まり臓器に正常に血液が回らないことで様々な重大な疾患を引き起こします。

CT検査では、レントゲン検査で確認しづらい、早期の異常もチェックすることができます。

コレステロールがたまり血管が狭くなる 血栓が生成され血管が詰まる

ご受診いただきたい方

全ての方に検査を受けていただけることが理想ですが、
特に以下に該当する方は一度「胸部CT肺ドック」の受診をおすすめ致します。

レントゲン撮影を除き、肺や心臓の検査を1度も受けたことのない方

咳、喘息、息切れ、血痰などの症状をお持ちの方

喫煙経験、または身近に喫煙者がいる方

ご家族やご親戚にがんや心筋梗塞、狭心症などの病歴がある方

高血圧症や糖尿病など生活習慣病をお持ちの方

中性脂肪尿酸値コレステロール値が高い方

工事現場など空気の悪い環境でお仕事をされる方

検査によって見つかる所見

胸部CT肺ドックを受診いただくことで、
以下のような異常や疾病を確認することができます。

部位・分類見つかる所見どんな状態か・注意点
心筋梗塞・狭心症のリスク冠状動脈石灰化心臓の血管の壁にカルシウムが沈着した状態。冠動脈の動脈硬化のサインで、心筋梗塞や狭心症のリスクを知る手がかりになります。
心臓・大動脈の異常心拡大心臓が通常より大きく見える状態。高血圧や弁膜症などで負担がかかっている可能性があります。
大動脈解離/大動脈瘤体の中で最も太い血管(大動脈)の壁の異常やコブ。状態により、経過観察から緊急の治療まで対応が異なります。
肺がんの可能性小結節/結節/腫瘤/solid肺にできた丸い影やしこり。良性のことも多い一方、肺がんの可能性もあるため、大きさや形などから判断します。
PureGGO/Part-solidGGO
(すりガラス影)
淡いすりガラス状の影。炎症などによる一時的な変化のこともあれば、早期の肺がんで見られることもあります。
肺門部肺がん肺の入り口付近にできるがん。胸部X線では影が重なり見つけにくい部位です。
喫煙などによる肺のダメージ肺気腫/ブラ肺胞が壊れて空気がたまりやすくなった状態。COPDや息切れ、気胸につながることがあります。
肺炎・結核などの感染症肺炎/肺結核/非結核性抗酸菌症/気管支拡張症など肺や気管支の感染や炎症。咳・痰・発熱の原因になり、早めの治療が必要になることがあります。
肺のかたさ・ふくらみの変化間質性肺炎/肺線維症/無気肺肺が硬くなったり、十分に膨らまなくなった状態。咳や息切れの原因になることがあります。
過去の炎症の跡陳旧性病変/石灰化結節など過去の肺炎や結核が治った跡。多くは心配のないものですが、経過観察が必要な場合もあります。
胸の周辺臓器の異常頸部・縦隔リンパ節腫大首や胸のリンパ節の腫れ。炎症によるもののほか、別の病気が隠れていることもあります。
甲状腺腫瘍/乳腺腫瘤/縦隔腫瘍肺以外の部位のしこり。撮影範囲内で偶然見つかることがあります。見つかった場合は、必要に応じて超音波検査などによる精密検査をおすすめします。
胸膜の異常
(アスベスト関連を含む)
胸水肺と胸壁の間に水分がたまった状態。心不全や炎症など、原因はさまざまです。
胸膜プラーク/胸膜石灰化胸膜が厚くなったり石灰化した状態。過去にアスベストを吸入したサインとなることがあります。
胸膜中皮腫胸膜にできる悪性腫瘍。アスベストとの関連が強く、疑われる場合は精密検査が必要です。

※所見の多くは経過観察で問題のないものですが、種類や状態によっては精密検査や早急な治療が必要な場合もあります。検査結果は医師が総合的に判断し、必要な対応をご案内します。

胸部CT肺ドックのよくある質問

Q 胸部CT肺ドックで何が見つかる?
A肺がんや肺炎、心筋梗塞など、レントゲンでは確認しづらい箇所も含め、病気につながる異常箇所をチェックします。
Q CT検査の放射線(X線)を受けて、被ばくは大丈夫ですか?
A年に複数回撮影しても人体への影響の出にくい、低線量での検査となっています。
Q 胸部CT肺ドックはどんな人が受けたらいいですか?
Aレントゲン撮影を除き、肺や心臓の検査を1度も受けたことのない方や喫煙経験、または身近に喫煙者がいる方。
その他にも以下の方におすすめの検査となっております。
・咳、喘息、息切れ、血痰などの症状をお持ちの方
・ご家族やご親戚にがんや心筋梗塞、狭心症などの病歴がある方
・高血圧症や糖尿病など生活習慣病をお持ちの方
・中性脂肪や尿酸値、コレステロール値が高い方
・工事現場など空気の悪い環境でお仕事をされる方
健康なうちに検査をしておくことで、変化を比較することができ、異常発見時の治療にも貢献します。
Q 毎年レントゲン撮影して問題ないけど、受けた方がいいのか?
Aレントゲン撮影では骨などに隠れて異常の検知が遅れる可能性があるため、早期発見にはCTを用いた詳細な検査で異常をチェックすることが大切です。
その他のよくある質問