2022/04/12 ( 更新日 : 2022/04/19 )

ドライバーの健康管理に脳ドックを導入 WILLER EXPRESS株式会社さまインタビュー

編集部コラム
インタビュー 予防 脳ドック
この記事は約5分で読めます
WILLER EXPRESSは業界の既成概念にとらわれず、「移動」に新たな価値を創造し、挑戦し続ける企業です。いち早くITとマーケティングを導入し、「自社開発したピンク色の快適シート」「女性の寝顔を隠せるカノピー」「女性のお隣は必ず女性に」など様々な施策を展開することでファンが増加中。お客さまの声に耳を傾け、ひとつひとつ改善することで、若い女性をはじめとする多くの方に利用されている、注目のバス会社です。
スマート脳ドックについて詳しくみる
目次

はじめに

【お話を聞かせてくださった方】
管理本部 総務管理チーム長 吉田豪 さま
管理本部 総務管理チーム 保健師 原田リエ さま

【取り組み内容】
・乗務員の健康を管理するためにスマート脳ドックを導入
・受診費用の全額を会社が負担

健康起因事故のニュースをきっかけに、健康管理の仕組みづくりを強化

「スマート脳ドック」導入の背景は?

近年、運転従事者の健康起因による事故が相次いでいます。原因の一位は心疾患、そして脳疾患が続きます。
バスの事故は、一度起きてしまうとお客さまや乗務員に身体的にも精神的に大きな被害がおよびます。

会社としても信頼や存続にも関わります。バス事業者として乗務員の日々の健康管理をおこなうことが、こうしたリスクの回避、事故を未然に防ぐことにつながります。
より一層健康を重要視し、意識高く健康管理に取り組んでいこうというのが弊社の姿勢です。
2018年の合併のタイミングで、アドバイザーを採用して健康管理を仕組化、常駐保健師を設置するなど健康管理を強化しました。
その際に脳ドック健診を導入しています。

乗務員が受診しやすい検診環境整備と、食事や睡眠などのサポートも徹底

「スマート脳ドック」を知ったきっかけ、導入した決め手は?

バス業界をはじめとする公共交通機関では、乗務員の健康管理が重要な課題として挙げられており、特に脳疾患などの生活習慣病に起因する突発的な運転不能状態を未然に防ぐための対策が急務でした。

事故を未然に防止するための安全対策として、年2回の定期健康診断に加え先進的な健診を導入しています。その中の一つとして、2018年にメディカルチェックスタジオ(以下、MCS)東京銀座クリニックと乗務員の健康管理で業務提携し、「スマート脳ドック」と「CT肺・心血管ドック」の検査を導入しました。

当初は全国各地の営業所から都内へ運行で来た際に、MCS東京銀座クリニックで受診するようにしていましたが、2021年にMCS大阪梅田クリニックが開院したことで大阪や広島の営業所所属でも受けやすい環境が整いました。
全乗務員を対象に、3年に1回必ず受診するよう健診費は全額補助をし、管理をしています。
今はちょうど導入から3年経過し、受診サイクルの真っただ中です。

このほかにも、睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査や心不全検査(心臓への負担の程度を大まかに知ることができる検査)なども取り入れ、各検査の結果をもとに、常駐する保健師が健康改善指導を行っています。

「スマート脳ドック」や各種健診以外にも運転中の安全対策のために、IoTを活用した健康管理を行っています。
例えば、眠気の予兆を脈波から検知する「FEELythm(フィーリズム)」で乗務員の状況を把握し運転アドバイスを行うほか、車両自体にもセーフティ装置が整備された新型車両の導入をすすめるなど、事故防止に取り組んでいます。

また、食事や睡眠も大切な要素となることから、全国各地を行く乗務員をサポートするために「新木場BASE」を立ち上げました。

BASE内にある乗務員向けの食堂(新木場Dining)では、500kcal前後のメニューが提供され、宿泊棟はゆっくり休息できるような設備を整えています。乗務員が安心して業務に当たれるよう、健診から生活サポートまで徹底しています。

乗務員同士がお互いの健康を気遣い、健康の意識が向上

「スマート脳ドック」「CT肺・心血管ドック」を導入した後の変化や効果は?

「スマート脳ドック」や「CT肺・心血管ドック」を受けた乗務員の中には、頭部では脳梗塞の跡や脳腫瘍や水頭症の疑い、胸部では冠動脈石灰化が見つかりました。
乗務員からは

「スマート脳ドックやCT肺・心血管ドックを受ける機会があることで、気にかけていなかった疾患の未病対策ができるのはありがたい」

という声があります。

この他の健診からも、甲状腺がんや乳がん、リンパ節の腫れから胃がんなどが発見され、早期発見につながっています。健康起因事故につながる所見があった場合には必ず精密検査を受けてもらい、診断書の提出を徹底していただいています。

会社の責任としてしっかり乗務員の健康管理をする。
乗務員からは時に厳しすぎるという意見もありましたが、

「生活改善をした結果、半年で体重が減少した」

「継続して意識した食生活をしている」

という声に変わってきました。
そして、自分の生活に気を遣うようになり、仲間にも気を遣いお互いに声を掛け合うように変化し、確実に意識が向上しています。

最近では健診結果などで少しでも不安なことがあると、すぐに保健師のもとへ相談に来られる方もいます。会社として健康管理を徹底し、乗務員に対し積極的に情報提供や声掛けをしている成果が出ていると思います。

コロナ禍ではバスの便数が減少し、多くの乗務員は自宅待機となりました。もし自粛期間中に乗務する場合には、会社としても乗務員とお客さまを守るために、持病の確認と日々の体調チェックを厳密に行いました。
こうした取り組みは、自分の健康を見つめなおす機会にもなり、健康で仕事ができる幸せを改めて感じる貴重な期間となったと思います。

「スマート脳ドック」のメリットを感じた部分は?

色々ありますが、特に検査費用です。人間ドックや健康診断のオプションとして脳ドックを追加すると、5~6万円近くかかります。
「スマート脳ドック」は「一般的な検査に脳ドックを追加する」通常の概念を覆し、「脳ドックをカジュアルに受けられる」という料金設定や仕組みが魅力だと感じます。
どこで検査が受けられるのか明確で、料金体系も一律でわかりやすく使いやすい。

脳ドックが、健康診断や人間ドックと同じくらい世の中に浸透することで、事業者も受診者も意識が変わり、業界としても健診を進めやすくなると思います。
それによって業界全体の健康起因事故が1つでも減ることを願っています。

健康で仕事ができる幸せをこれからも。充実した日々を過ごしてもらいたい

社員の健康維持のための今後の方針や予定は?

血液検査や血圧などで異常数値が出るケースがあるので、数値の正常化を目指した取り組みを進める予定です。今の健康管理の仕組みを使い乗務員の生活習慣病を予防することで、将来の本人の幸せにつながります。
乗務員には会社に所属している期間はもちろん、そのあとの生活でも健康で充実した日々を過ごしてもらいたいです。

取材日:2021年11月
※内容は取材日現在の情報です

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