2023/12/06 ( 公開日 : 2022/09/01 )

自然免疫と獲得免疫ってなに?! 免疫機能を高めるためにできることは?

生活習慣
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体の中で免疫がどんな働きをしているのか詳しくご存知でしょうか? この記事の中では「自然免疫」と「獲得免疫」の働き、免疫機能を高めるために日常でできることなどをご紹介いたします。
目次

免疫ってなに?

免疫とは、細菌やウイルスなどの異物が体に入ってくるのを防御、排除する働きのことです。
例えば目に何かが入ってしまったとき、目に痒みが出たり、充血したりすると思いますが、これも免疫が異物が入ってこないように働いているために起こります。

人体は外界と皮膚を境界として分かれていますが、目や鼻や口は外界とつながる場所でもあります。
細菌やウイルスも多くは、目鼻口付近から人体に入ってきます。

自然免疫と獲得免疫

免疫の分け方はいくつかありますが、今回は「自然免疫」と「獲得免疫」について知りましょう。

自然免疫

自然免疫は、体に侵入してきた病原体と戦ってくれます
細菌やウイルスなどの異物を除去する食細胞(※食作用を持つ細胞の総称)を中心に構成されていますが、情報役となる細胞もいます。

表1 おもな自然免疫の名称と役割
マクロファージ アメーバ状の細胞。体内に侵入してきた異物を見つけると、自分の中に取り込んで分解しようとする。他の免疫細胞に対して感染を知らせる役割も行う。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞) 「生まれつきの殺し屋(natural killer)」という名前の通り、全身をつねに見回っていて、異物を見つけ次第攻撃する細胞。血液中に存在するリンパ球の10〜30%を占めるといわれる。
好中球 白血球の一種。白血球全体の45〜75%を占めるといわれ、強い貪食力がある。

獲得免疫

侵入してきた病原体に合わせて、武器(抗体)を作って攻撃をします
自然免疫が得てきた情報をもとに抗体は作られるため、ウイルスなどに対して反応するまではすこし時間がかかります。

自然免疫が戦ってくれているあいだに、獲得免疫が抗体という武器を作って応戦するイメージを持つと理解しやすいでしょう。

表2 おもな獲得免疫の名称と役割
樹状細胞 枝のような突起がある。異物が体内に入り込んだときに自分の内部に取り込んで、感染をほかの免疫細胞に知らせる。
キラーT細胞 ウイルスに感染した細胞を殺す役割を持つ細胞。樹状細胞から情報を受け取って、ウイルスに感染している細胞を壊しにいく。
ヘルパーT細胞 免疫に指令を与える役割。B細胞には「敵を捕まえて!」と伝え、キラーT細胞には「敵を倒して!」と伝える。
B細胞 骨髄にある造血細胞から作られる白血球の一種。抗体を作って異物を排除する。 一度病原体に反応したB細胞は、一部が記憶細胞として体内に維持され、同じ病原体が侵入してきた際には反応して対応する。

免疫機能は加齢とともに弱くなる?

上記で紹介した通り、免疫細胞はさまざまなものが存在して、連携しながら動いています。
きちんとした連携が取れているとき、ウイルスや異物に対して抵抗力が強くなります が、一般的に加齢とともに抵抗力は弱まっていきます。

獲得免疫の中でもT細胞などは、胸腺という組織から供給されるのですが、この胸腺は20歳を過ぎた頃から急激に萎縮することが知られています。
ある程度の年齢からは、すでに保持している免疫記憶で、獲得免疫の機能を動かしている状態になります。

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