2023/12/20 ( 公開日 : 2022/11/07 )

急性虫垂炎(盲腸)とは? 痛みをがまんしないで夜間や休日でも病院へ行きましょう

症状
消化器 炎症
この記事は約3分で読めます

検査方法

急性虫垂炎は放置してはいけません。場合によっては命にも関わります。
症状の出始め、とくに痛みが右下腹部に移動するような感覚があった場合には、できるだけ早期に病院を受診する必要があります。

夜にこのような状態になった場合には、眠ってしまうのではなく、夜間救急を利用したり、救急車を呼ぶことが必要です。

検査方法としては、

  • 問診、触診
  • 血液検査
  • 腹部CT検査
  • 腹部超音波検査

などを行います。

治療方法

急性虫垂炎の治療はなるべく早い方が、体への負担も軽減できます。
以前は外科的治療(切除)が基本でしたが、近年は抗菌薬や画像診断の進歩に伴い、外科的切除後の術後合併症を回避する目的で、内科的治療(抗菌薬投与)を行うことも多くなっています。

内科的治療を行うか、外科的治療を行うかはケースごとに選ばれるようになってきています。
多くのケースでは(8割以上)内科的治療で症状が改善しますが、実際に治療を行う担当医から、それぞれの治療法の説明を十分に受けた上で治療法を選択するようにしてください。

内科的治療

炎症が軽い場合には、入院で安静を保ちながら抗菌薬点滴を行います。
炎症が軽くなって、痛みが軽減されれば内科的治療を継続します。

内科的治療開始から2日経っても、症状や炎症の改善が認められない場合は、手術を検討することが望ましいと報告されています。
内科的治療を選択された場合、5年以内に再手術となったケースが30-40%あると報告されており、治療後も注意が必要です。(*1)

外科的治療

虫垂の周囲に膿が溜まっているとき、または虫垂が破れてしまっているときには、基本的には緊急で手術が行われます。
またそこまでの状態には至っていなくても、炎症の所見が強くみられるときには、外科手術が行われることが多いです。

外科的治療には、開腹手術と腹腔鏡手術があります。

急性虫垂炎(盲腸)は早期受診が大切!

時間経過とともに、体に大きな負担がかかってくる急性虫垂炎は、早期受診がとても大切です。
痛みがかならずしも強くなく、病院に行っても腹痛の原因が明確ではないというケースも多々あります。
しかし症状が治らない、悪くなっていく一方であれば、休日や夜間でもなるべくすぐにもう一度病院に行くように心がけましょう

痛みを放置しないように、日頃から気をつけることをおすすめいたします。

(*1)David A. Talan, M.D:Treatment of Acute Uncomplicated Appendicitis:N Engl J Med 2021; 385:1116-1123

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる
監修医 緒方 文大 (おがた・ふみひろ)
愛和クリニック院長・内科学会認定医

京都府立医科大学卒業後、虎の門病院入職。内科全般を学び、その後がんや慢性疾患を多く扱う消化器内科医に。『健康防衛・健康増進』の重要性を痛感。『患者様の健康増進のために本気で取り組みたい』という強い想いで、愛和クリニック開業。

こちらの記事もおすすめ

🚑さまざまな検査の中身を詳しくまとめています🚑

知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?

脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート

20年ぶりに見直された脳・心疾患の労災認定基準は? 新しい基準を確認しましょう! 

📚 知識を増やすことも未病対策のひとつです 📚

こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類

群発頭痛ってどんな病気? 市販薬を使って耐えるよりも、一度病院を受診しましょう

子宮/卵巣のがんは初期症状がない? 若いうちから定期的な検診をすすめる理由

🥗 食事・運動・睡眠を整えるための情報が満載🥗

話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!

脳の活性化に役立つ食べ物は? 食事に組み込みたい11のブレインフード

二酸化炭素濃度(CO2)とは? 換気をしないリスクについても解説!

🧑‍⚕️ インタビューなど耳寄りな情報を掲載! 🧑‍⚕️

健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー

つらい気持ちやストレスを和らげる「認知行動療法」とは?セルフで実践できる方法も解説!

病気予防をするために押さえておくべきこと(編集後記)

記事を探す