2022/10/21 ( 公開日 : 2021/12/23 )

動脈硬化にはどんな種類がある? アテローム(粥状)、中膜、細動脈硬化について解説!

症状
コレステロール 動脈
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脂質異常症の治療方法

数値と症状に応じてカテゴリーⅠ~Ⅲでは「一次予防」として生活習慣の改善を行ったあと、 薬物療法の適応を考えます。
冠動脈疾患の既往がある場合では、「二次予防」として生活習慣の改善とともに薬物治療を考えます。そもそも「一次予防」とは病気の発生を防ぐことで、「二次予防」は病気がこれ以上重篤にならないようにすることをいいます。

生活習慣の改善するべき例として

・食べ過ぎ
・運動不足
・喫煙
・過度な飲酒
・睡眠不足

があげられます。

薬物療法の例として

・血液中のLDLコレステロールを減らす作用
スタチン、エゼチミブ

・中性脂肪を減らす作用
フィブラート系薬、EPA製剤

などがあります。

知っておきたい超悪玉コレステロール(sd-LDL)

コレステロールは血液中に含まれる脂質のことですが、
HDL(善玉;余分なコレステロールを肝臓に運ぶ)と、LDL(悪玉;肝臓から血管にコレステロールを運ぶ)はよく知られています。

善玉も悪玉も必要なものですが、食生活の乱れなどによってLDLコレステロールの方が増えてしまいがちなため、LDLが悪玉といわれています。

この悪玉コレステロールが血管壁の中に溜まると、動脈は硬化していきます。

とくに注意が必要なsd-LDLとは?

悪玉の中でも、小型の超悪玉(small dense LDL)は血管の中に滞在している時間が長く、血管内皮から入り込んで酸化しやすいです。
この酸化した超悪玉が有毒化して、血管壁にはよりプラークが作られやすくなります

動脈硬化の予防方法

予防方法は、生活習慣の改善が第一となります。

  • 禁煙
  • 減酒
  • バランスの良い食事
  • 甘いものや揚げ物を控える
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠をとる

上記のような、一般的に「健康にいい」とされる生活を送ることが大切です。
反対のことをすると動脈硬化を助長するため、注意しましょう。

動脈硬化が心配な人は定期的に検診を受けよう

定期的な検査で血管の状態の変化を知っておくことも、動脈硬化が進行するのを予防するために必要です。

血管の状態は、超音波検査や脳MRA検査でチェックできますが、動脈硬化によって引き起こされる病気やその他の異常を早期発見するためにも、両方とも定期的に検査すると安心です。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

メディカルチェックスタジオでは
動脈硬化や血管詰まりの
起こりやすさを検査できます。

sd LDL-C検査
(超悪玉コレステロール) を予約する
監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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