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2023/11/22 ( 公開日 : 2022/04/15 )
歳をとっても脳の若さを保つには? スーパーエイジャーから学ぶ習慣
スーパーエイジャーに共通する習慣
活動的(アクティブ)な生活
活動的であることは、年齢を重ねていく上でももっとも大切なことです。
活動することで体の酸素摂取量も増え、体の機能を最適化することに役立ちます。
また定期的な運動は適正体重を保つ上でも重要です。
BMI(ボディマス指数)が30を超えると、「アルツハイマー病にかかるリスクが3倍になる」ともいわれていますので、週に2回程度の運動をする習慣をつけられるといいでしょう。
自分自身への挑戦
精神的な活動は、身体的な活動よりも重要であるといえるかもしれません。
自分がまだ知らないことを知ることや、セーフティーゾーンの外に出て未知の体験をすることで、脳を刺激して新しい神経細胞のつながりを増やすこともできます。
人付き合いをよくする
スーパーエイジャーは人付き合いをよくしており、社会と広く関係を持っていることが明らかになっています。
このことから「前向きで暖かく信頼できる人間関係を持つことが、記憶力と認知能力の低下を遅らせる鍵となるのでは?」と研究者のあいだでは考えられています。
実際に心理的幸福の尺度として使用される指標(Ryff PsychologicalWell-BeingScale)を受けてもらったところ、スパーエイジャーは全体的に「心理的幸福を強く感じている」という結果もあるようです。
▽スーパーエイジャーが幸福なときに感じていることは?
- 自立性
- 他者との前向きな関係
- 個人的な成長
- 自己受容(自分自身を認めて受け入れること)
- 環境制御力(複雑な周囲の環境を統制できる有能さの感覚) など
自分ひとりでこれらを感じることはできないため、こうした心の動きが起こるような他者との関係を築くことが大切です。
こうした正の感情は体にもいい影響があり、アルツハイマー型認知症を発症するリスクの低下にも関係しているのでは、と考えられています。
脳の若さを保つことがアルツハイマー予防にもなる?
年齢を重ねると、ついつい新しいことを始めるのが億劫になってしまう方が多いかもしれません。
しかし脳萎縮を進行させないためにも、スーパーエイジャーのようにいつでも心は若く、好奇心を失わないことが重要なのではないでしょうか。
参考:
alzheimers.net : SuperAgers and Alzheimer’s
Northwestern Medicine : 4 habits of “SuperAgers” Help Protect Yourself from Dementia
news.northwestern.edu : Close friends linked to a sharper memory
(*1) Amanda H. Cook et al. Rates of Cortical Atrophy in Adults 80 Years and Older With Superior vs Average Episodic Memory. 2017;317(13):1373-1375
これらの記事・論文をもとに、スマートスキャン健康コラム編集部にて加筆して作成しています。
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