2023/01/13 ( 公開日 : 2021/10/21 )

頭部MRI検査で副作用は出る? 造影剤を使用する際のリスクについても説明

検査
MRI 脳ドック
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造影剤を使用する場合の副作用

造影剤を使用するMRI

MRI検査は全身の臓器や血管など、細かい部分までも確認することができる検査です。
しかし検査の目的によっては、より確認しやすくするために「造影剤」という薬を使ってMRI検査をすることもあります。
 
脳のMRIでは、血管をより詳細に確認するために造影剤を使うことがあります。
脳の血管を詳しく映し出して確認することで、血管の奇形や血管の瘤(こぶ)などの発見がしやすくなります。

造影剤のリスク

造影剤は主に腕の静脈から体内に投与します。
副作用が出る場合には投与した直後に起こることが多く、「かゆみ」「蕁麻疹」「吐き気」「くしゃみ」などの症状が報告されています。
ごくまれに「呼吸困難」「全身性ショック」などの重い副作用が出ることもあります。
こうした副作用に備えて、迅速に対応ができるよう医療体制が整えられています。

また、重篤な腎障害の方は造影検査を受けることができません。

検査後しばらく経過してから(数日以内)副作用が出ることもあります。
軽い症状がほとんどですが、その場合には医療機関へ連絡をして医師の指示を聞きましょう。

  

MRI検査で副作用が現れる割合

MRI検査は安全性が高い検査としても知られ、脳ドックなど予防的な検査としても利用されています。
データとしては、MRI検査を受診されて副作用が起きた方は1万人~2万人に1人ほどです。
また副作用の症状は多くが軽症との報告があり、やはりMRI検査の安全性の高さを示していると考えられます。

もちろん100%安全ということではありませんが、MRI検査の健康被害によるデメリットよりも、MRI検査で発見される病気や早期治療などで得られるメリットの方が大きいといえます。

体質や持病によっては、造影剤のご心配をお持ちの方もいると思います。
医師に相談をして造影剤を使うかの判断を仰ぐこともできますし、スマート脳ドックのように造影剤を使用しないMRI検査を行う方法もあります。

大きな病気の早期発見、早期治療を心掛けることは、みなさまの健やかな生活にもつながる大切な予防法のひとつです。
ぜひ定期的な検査を受けて健康管理をしましょう。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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