2023/11/17 ( 公開日 : 2022/03/17 )

タバコを吸うことで発症する可能性がある病気とは? 依存度チェックも収録!

生活習慣
呼吸器
この記事は約6分で読めます
健康のために禁煙しようと思っても、「1本だけなら…」とついついタバコに手を伸ばしてしまうことはありませんか? タバコには麻薬と同程度の依存性があるため、止めようと思ってもなかなか止められないものです。今回は、なぜ1本だけでも喫煙すべきではないのか、喫煙によりどのような病気になる可能性があるかなどを紹介します。
目次

どうして禁煙できないの? タバコに依存してしまう理由

禁煙しようと思ってもできないのは、依存性が原因です。
少しの間、禁煙に成功していた方でも「タバコを長く止められているから1本くらい…」と気がゆるんでいるときや、お酒を飲んでいるときなどについつい吸ってしまう方が多いでしょう。
また、近くで吸っている方がいると吸いたくなってしまうこともあります。

タバコに強い依存性があるのは、ニコチンが原因です。
ニコチンを摂取することでドーパミンが分泌されるため、喫煙によって心が落ち着くと感じる方もいるでしょう。

「タバコを吸うと安心する」というように、喫煙が毎日のルーティンとなり心理的に依存している方も少なくありません
身体的にも心理的にも依存した状態を作り上げるため、なかなか禁煙できないのです。

タバコによる健康被害

2017年に世界保健機関(WHO)が発表したデータによると、タバコが原因で亡くなる方は、世界中でなんと約700万人にものぼります。
日本だけで見ると、毎年12~13万人亡くなっている計算です。
たとえ喫煙本数が少なかったとしても、喫煙者は非喫煙者と比べて確実にがんや死亡リスクが上昇します。

紙タバコ

紙タバコとは、一般に販売されている火をつけて吸うタイプのタバコです。
昔からあるタバコのため、吸っている本人だけでなく周囲で煙を吸ってしまった方の健康を損ねる可能性もあります。

受動喫煙を起こしやすいため、健康被害が大きいタバコです。
タバコの煙には、ニコチンや、一酸化炭素をはじめとして、7000種類以上の物質が含まれています。
有害物質として認定されている成分はその中でも数百種類あり、そのうちの約70種類が発がん性物質であることが明らかになっています。

加熱式タバコ

加熱式タバコとは、火を使わずタバコの葉を加熱して蒸気となったエアロゾルを発生させるものです。なんとなく体によさそうなイメージがありますが、ニコチンによる体への影響は紙タバコと変わりません

発がん性物質のホルムアルデヒドや劇物のアクロレイン、刺激性のあるベンズアルデヒドなどが含まれているため、これらによる健康被害が考えられます。

紙タバコよりも有害物質が少ないと謳われていることもありますが、健康被害も少なくなっているのかについてはまだ不明です。

電子タバコ

電子タバコは、装置やカートリッジ内にある液体を電気で加熱し、蒸気のエアロゾルを発生させるものです。
こちらはタバコ葉を使用していないため、ニコチンは含まれていません。

電子タバコに含まれている成分は食品添加物としては安全性が高いものです。
しかし現在のところ、電子タバコとして吸引する安全性はわかっていません。そのため、健康被害が起こる可能性はゼロとは言い切れない部分があります。

禁煙グッズのひとつとして電子タバコを選択される方もいますが、できれば電子タバコを使わず禁煙したいものです。

喫煙が引き起こす主な病気

喫煙は驚くほど体にさまざまな害をもたらします。とくに影響を受けやすいのが、のどや肺への影響です。
喫煙本数が多ければ多いほど、のどや肺への負担は大きくなります。ここでは喫煙が大きく関係している主な病気を3つ紹介しましょう。

COPD

COPDとは、慢性閉塞性肺疾患のことです。
COPDになる大きな原因は喫煙と言われています。有害な物質を長期にわたって吸い込み続けることで、気管が炎症を起こして肺胞が破壊されたり、気道に炎症がおきる疾患です。
症状が進行すると酸素の吸入が必要な状態になります。

肺胞が破壊されることで酸素を取り込んだり二酸化炭素を排出したりする機能が低下するために平地歩行でも息切れが強くなったり、慢性の気道炎症により風邪ではないのに痰が絡んだような咳が出ることが特徴です。
年齢のせいかと思い、病院を受診しない方も少なくありません

肺がん

喫煙している方はそうでない方と比べて男性で4.4倍、女性で2.8倍も肺がんのリスクが高まります
気管支や肺胞の細胞ががん化したもので、咳や痰が出たり、痰に血が混ざったりといった症状が代表的でしょう。
発見が遅れると重篤化して命に関わる病気です。

喫煙以外には、アスベストや大気汚染なども関係しています。

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脳血管疾患、心血管疾患

タバコの煙に含まれるニコチンは血管の収縮、血圧の上昇、心拍数の上昇をもたらし、一酸化炭素は血液中にある酸素の運搬を阻害します。

つまりタバコを吸うことで血管が詰まりやすい状態になり、動脈硬化が促進されてしまうのです。
動脈硬化や血栓形成は、脳血管疾患や心血管疾患が発症する主要な原因となることは知っておきましょう。

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禁煙のメリット

禁煙には多くのメリットがあります。まず、タバコを吸わないとイライラしたり不安になったりという依存状態から抜け出すことが可能です。
暇があればタバコのことを考えてしまう状態から抜け出せます。
喫煙による咳や痰の絡みも軽減するでしょう。

受動喫煙によって家族に健康被害を与えてしまうことありません。
喫煙はビタミンCを大量に消費したり活性酸素を産生したりすることから、禁煙によって肌の状態がよくなることも考えられます。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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