2022/04/19 ( 公開日 : 2021/10/10 )

高齢ドライバーによる事故が増加傾向! 脳卒中の予防には脳ドックがおすすめ

編集部コラム
予防 脳ドック 脳卒中
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知っておきたい脳疾患の基本

脳卒中ってなに?

脳卒中という言葉がありますが、これは脳血管に起きる疾患のことで、医療関係者の中では「脳血管疾患」と呼ばれたりします。

脳は大量の血液を必要とする器官で、動脈が破けたり詰まったりすると、脳細胞に必要な栄養を届けることができなくなります。

脳は1分あたり約800mlの血液を必要とする(※個体差あり)ほど、つねに多量の栄養が要ります。ですから脳に栄養が行き届かないと、私たちの会話能力や運動能力などに影響が与えられます。

この「脳卒中」の中でも、有名なものは「脳梗塞」「くも膜下出血」「脳出血」などがあります。

くも膜下出血に初期症状はある? 突然始まった頭痛には要注意!

くも膜下出血は、脳出血のひとつです。 発症すると死亡する確率が高いのが特徴の病気で、その確率は約50%にも及びます。 回復したときでも後遺症が残る場合が多く、再出血が起こるとさらなる生命の危機に晒されます。 この記事では、くも膜下出血を避けるための予防策や、よくみられる前触れ症状についてご紹介いたします。

40代から増え始める脳の異変、50代・60代はさらに要注意

若い方の中で多いのが、脳動脈にできた瘤が破裂して起こるくも膜下出血。
ですから、若い方でも無関係ではありません。

しかしながら、やはり脳卒中の数が多くなるのは40代をすぎてから。
50代・60代になると、この疾患になる方が増えてきます。

なぜ年齢が上がれば上がるほど問題が起こりやすくなるかというと、これは長年の生活習慣の乱れで少しずつ体に負荷がかかるためです。
何十年にもわたる少しずつの負荷が、目に見える大きな疾患に変わるのが50代・60代の方なのです。

生活習慣の改善が鍵

生活習慣は、大きく「睡眠」「食事」「運動」にわけることができ、これらを若い頃から意識して整えておくことが、高齢になったときにも脳卒中を起こさないために重要なポイントとなります。

脳ドックをはじめとする検査は自分の生活習慣の歪みを正すきっかけにもなります。
生活習慣を健康に保つことが、脳卒中を遠ざけるもっとも大切な要素になることは理解しておきましょう。

高齢の運転従事者には脳ドックの定期的受診を推奨

運転という行為は自分だけでなく周囲の方にとっても脅威となり得るもの。
定期的に自分の脳の現状を知り、潜在的なリスクがあった場合には生活習慣をしっかり改善することが重要です。

まだ病気と診断される前でも、脳の状態は刻々と変化していきます。

症状が出る前に脳の異変を発見することで、大きな事故が起こるかもしれないリスクを摘み取ることが可能です。
安心して仕事を行うためにも、ぜひ脳ドックの受診を高齢ドライバーの方にはおすすめいたします。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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