2021/05/21 ( 更新日 : 2021/09/09 )

金属バットで頭を殴られるような衝撃?! くも膜下出血の症状・前兆・要因

症状
この記事は約4分で読めます
くも膜下出血は、脳出血のひとつです。 発症すると死亡する確率が高いのが特徴の病気で、その確率は約50%にも及びます。 回復したときでも後遺症が残る場合が多く、再出血が起こるとさらなる生命の危機に晒されます。 この記事では、くも膜下出血を避けるための予防策や、よくみられる前触れ症状についてご紹介いたします。
目次

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

くも膜下出血の症状と特徴

くも膜下出血のもっとも大きな要因は脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)によるものです。
脳動脈にできた瘤(こぶ)が破裂することによって、漏れ出した血液がくも膜下腔に流れだします。

◇動脈瘤の破裂で起こる症状例◇
・強烈な頭痛(鈍器で殴られたような痛み)
・意識障害
・嘔吐(強い吐き気)

これらの症状は、かならずすべてが起きるわけではありません。
かけ合わさって起こります。

くも膜下出血が起きる原因

くも膜下出血の80〜90%が、脳動脈瘤の破裂に起因すると言われています。
この脳動脈瘤ができる原因は、動脈が分岐している部分に血圧が強くかかるためです。
血管壁が痛むことで外側に膨らんでいき、そこに瘤を作ることがあります。
この部分が破れることで、くも膜下出血は起こります。

◇脳動脈瘤の種類◇
・囊状(のうじょう)動脈瘤:先天的なものが多い
・紡錘状(ぼうすいじょう)動脈瘤:動脈硬化が関係している
・解離性脳動脈瘤:ストレス、動脈硬化が関係している

くも膜下出血の前触れとなる症状

くも膜下出血は、破裂するまで症状が現れないことが多いです。
しかし以下の場合には、初期症状といえるものが起こることもあります。

・動脈瘤が目の動きをコントロールする神経を圧迫している
・少量の血液が血液瘤から漏れ出すかたちで頭痛を引き起こしている

この現象が起きているとき、以下の症状が起こります。

  • 血圧が激しく上がったり、落ちたりする
  • 頭痛
  • 視力低下
  • 集中力低下
  • 吐き気
  • めまい

これらの症状は軽くでた後でおさまってしまうことが多いです。
しかし数日すると、本格的に血液瘤から血液が漏れだし、より大きな衝撃となって体を襲います。
違和感があったときには、すぐにでも病院を受診することが重要です。

くも膜下出血の要因

くも膜下出血の3大要因は以下のものです。

・高血圧
・喫煙習慣
・家系によるもの

高血圧

高血圧の人はそうでない人と比較して、くも膜下出血による死亡リスクが3倍ほどになります。
血圧が高い状態は動脈瘤に強い圧力がかかっていますので、動脈瘤も破裂しやすくなります。

喫煙習慣

タバコの煙にはニコチンや一酸化炭素などの有害な物質が含まれています。
これらは血管の収縮や、血圧の上昇、心拍数の増加をもたらします。
血圧の上昇はとくに動脈瘤への刺激を行うものですので、破裂のリスクも高まります。

家系によるもの

親や兄弟・姉妹に脳の疾患(脳卒中など)がある場合、リスクが約2倍高くなります。

まとめ|くも膜下出血を防ぐことはできる?

くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂によって起こることがほとんどです。
発症する前に瘤がすでにでき上がっていて、なんらかの拍子にそれが破裂します。
脳ドックでMRI検査をすれば、症状が起こる以前に治療することは可能です。

くも膜下出血の要因である「高血圧」「喫煙習慣」「家系によるもの」が当てはまる方は、一度脳ドックを受診することをおすすめいたします。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

こちらの記事もおすすめ

脳梗塞は頭痛を感じない? 知っておきたい頭痛の分類(こわい/こわくない頭痛)

頭痛には「こわくない頭痛」と「こわい頭痛」があるのはご存知ですか? こわくない頭痛は原因がハッキリとないもので、こわい頭痛はからだの異常が頭痛になって現れているものです。 こわい頭痛が起きているときには、すぐにアクションが必要になります。 この記事のなかでは、こわい頭痛とこわくない頭痛の特徴、またそれぞれの頭痛でできる具体的な行動についてご紹介いたします。

未病(病気になる前)のうちに脳をチェック! スマート脳ドック | 体験レポートまとめ

2018年の開業以来、述べ5万人以上が受診(※2021年8月時点)している「スマート脳ドック」。一般的な健康診断では調べられることのない、脳や肺・心血管の異常や病気を短時間でチェックすることができます。今回はスマート脳ドックの受診を考えている方のために、様々なメディアでご投稿された「体験レポート」記事をまとめてご紹介いたします。

脳ドックは何歳から始めるべき? 若くても受診すべき人の条件と推奨頻度

日本人の死因として上位にランキングされるのが、「脳血管疾患(脳卒中)」。脳卒中になると後遺症が残るケースが多く、これまでと同じような生活を送ることも難しくなります。よって脳ドックを受診することで、自分の脳の状態を知ることが大切。この記事では、何歳から脳ドックを受ければいいのか、どのくらいの頻度で受ければいいのかなどの疑問についてご説明いたします。