2022/12/13 ( 公開日 : 2022/12/13 )

糖尿病とは? 1型と2型の違いや、症状、合併症などについて解説します!

症状
糖尿病 肥満
この記事は約7分で読めます

糖尿病の検査・診断方法

① 空腹時血糖値が126mg/dl以上 
② 随時血糖値(時間関係なく測定した血糖値)が200mg/dl以上
③ 75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(糖を摂取してから2時間後の血糖値のこと)が200mg/dL以上
④ HbA1c(1~2か月間の血糖値の平均が反映されるもの)が6.5%以上

①-③のいずれかと④が確認された場合、糖尿病と診断されます。

糖尿病の治療方法

糖尿病になれば、かならず合併症を併発するわけではありません。
合併症を発症しないためには、早めの治療が必要です。

1型糖尿病では、基本的にインスリン注射になります。

◇補足◇

現在は経口でのインスリン投与ができるように研究がすすめられています。

詳しく知りたい方はこちらの記事(『「経口インスリン」を開発 インスリンを錠剤にして糖尿病の人の負担を軽減』)を読んでみてはいかがでしょうか。

ここからは、2型糖尿病の治療方法を中心に解説していきます。

食事療法

1日3食、栄養バランスの良い食事を心がけます。
間食は基本的には控えた方が良いです。

しかし、今まで習慣的に間食をとっていた方は、突然やめることは大変だと思います。糖尿病に影響しにくいお菓子もあるため、どうしても間食をしたいときには影響の少ないお菓子を選ぶ必要があります。

糖尿病でも食べていいお菓子ってあるの? 間食の仕方や注意点をご紹介

糖尿病でも食べられるお菓子と食べられないお菓子について具体的に紹介しています。またお菓子以外に間食でおすすめなものや、間食をする際のポイントなどについてもわかりやすく解説しています。糖尿病でも一緒に間食を楽しめるように、どんな物が食べられるのかNGなのかみてみましょう。

運動療法

運動をすることで、インスリン抵抗性を改善し糖の取り込みを促進する効果があるとされています。
また他にも運動をすることで、肥満の解消や心肺機能向上、動脈硬化の予防なども期待されます。

肥満の解消自体、インスリン抵抗性の改善につながるため、効果的です。
自身に適した運動量を医師と相談して決めましょう。

世界一座りすぎの日本人! 長時間の座りっぱなしは肥満のリスクが上昇?!

1日を振り返ってみると、座りすぎている気がするという方は多いかと思います。座りすぎは血中の脂質量の上昇などにつながり、肥満や心疾患、糖尿病のリスクも高まるといわれています。今回の記事では座りすぎが体に与える悪影響などについて解説したします。

薬物療法

食事療法や運動療法での改善が期待できない場合は、薬物療法を行います。
薬物療法でも効果が得られない場合は、インスリン注射を行います。

糖尿病の予防方法

2型糖尿病は生活習慣の乱れが原因の場合が多いです。
日頃の意識で、糖尿病の予防や悪化を防ぐことができるので、この機会に生活習慣を見直すことをおすすめいたします。
ここでは食習慣と運動に焦点を当てて、ご紹介していきます。

食習慣の見直し

インスリン分泌機能を向上したり抵抗性を改善する食材や、糖の少ない食材の摂取が、糖尿病の方では好ましいです。

【糖尿病の予防におすすめの食材】

・野菜
・海藻類
・キノコ類
・豚肉
・青魚 など

【避けた方が良い食材】

・白米(玄米や胚芽米はインスリン分泌を促進するとされている)やパン類
・果物
・いもなどの甘い野菜
・お菓子 など

運動習慣の見直し

上記でも解説したように、運動をすることで肥満の解消などにより、インスリン抵抗性の改善を図ることができます。

【糖尿病の予防に効果的な運動】

・自身の体型や身体機能に合わせた適切な強度の運動
・買い物などでエスカレーターやエレベーターではなく階段を使用
・ウォーキングやランニングなどの有酸素運動 など

普段、運動習慣がない方は、生活の中に少しだけ意識して運動を取り入れることから始めてみましょう。

糖尿病は早期発見・早期治療開始が重要!

生活習慣の乱れが糖尿病の原因のひとつであるため、日常の食習慣や運動習慣を見直して、健康的な生活を送ることが糖尿病予防には大切です。

糖尿病は自覚症状が出にくいうえ、さまざまな重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
糖尿病の予備軍段階で早期発見できるよう、年1回の健康診断や人間ドックの受診をおすすめいたします。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる
監修医 緒方 文大 (おがた・ふみひろ)
愛和クリニック院長・内科学会認定医

京都府立医科大学卒業後、虎の門病院入職。内科全般を学び、その後がんや慢性疾患を多く扱う消化器内科医に。『健康防衛・健康増進』の重要性を痛感。『患者様の健康増進のために本気で取り組みたい』という強い想いで、愛和クリニック開業。

こちらの記事もおすすめ

🚑さまざまな検査の中身を詳しくまとめています🚑

知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?

脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート

MRA検査とは? MRA検査を受けるメリット、発見できる病気について

📚 知識を増やすことも未病対策のひとつです 📚

こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類

急性期、回復期、生活期の3段階がある脳梗塞のリハビリ

  • 34

夏に注意! ラクナ梗塞とは? 初期症状、診断に必要な検査、治療法などについて

🥗 食事・運動・睡眠を整えるための情報が満載🥗

話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!

砂糖を入れたコーヒーでも大丈夫? 適切な量で脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立つ!

脳の活性化に役立つ食べ物は? 食事に組み込みたい11のブレインフード

🧑‍⚕️ インタビューなど耳寄りな情報を掲載! 🧑‍⚕️

健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー

ドライバーの健康管理に脳ドックを導入 WILLER EXPRESS株式会社さま

高齢ドライバーによる事故が増加傾向! 脳卒中の予防には脳ドックがおすすめ

記事を探す