2022/05/17 ( 公開日 : 2021/11/29 )

心筋梗塞を予防するには何をすべき? 症状や診断方法についても解説します!

症状
循環器 心疾患 心臓
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心筋梗塞はなぜ起こるのか、どのようにすれば予防ができるのか。もしも心筋梗塞の方を見かけたときには何ができるのか。死因の上位にもくる心筋梗塞について、正しく知って正しい予防を心がけましょう。この記事の中では、心筋梗塞の押さえておきたい基本をご紹介いたします。
目次

心筋梗塞とは?

心臓を動かす筋肉へは、冠動脈が酸素と栄養を供給しています。
その血液が通る血管(冠動脈)がなんらかの原因で狭くなることや、詰まることで起こる病気を「虚血性心疾患」とよびます。
心臓に十分な血液が通っていない状態です。

血液が通わなくなって酸素の供給がなくなってしまうと、最終的には心臓の筋肉が酸欠で死んでしまいます。
細胞が死んでしまった状態を「梗塞」と言い、心臓で起これば「心筋梗塞」とよばれます。

死因の上位にもなる重大な病気のひとつで、一刻を争う事態であることを覚えておきましょう。

心筋梗塞の主な原因

動脈には勢いよく血液が流れていて、微小な成分が衝突してもなるべく傷つかないような柔軟性があります。
傷がついてもすぐに修復されるのですが、あまりに傷をたくさん負ってしまうと、徐々に柔軟性が落ちてしまいます。

修復に使用されるコレステロールが余計に溜まってしまうことも原因のひとつです。
また血圧が高ければ、それだけ勢いよく血液が流れるために血管が傷つきやすくなってしまいます。

こうして血管の柔軟性が落ちた状態になっていくことを「動脈硬化」といいます。
心筋梗塞の原因としてはもっとも一般的ですが、日々の生活で予防もしやすいです。
ぜひ日常生活を見直して、心筋梗塞の予防につなげましょう。

心筋梗塞の症状

多くみられる症状としては胸や背中の強烈な痛みが挙げられます。
心臓の機能低下により、血液がうまく巡らない状態で、顔面蒼白や意識混濁などの症状もあります。

心筋梗塞の場所や大きさによっては痛みが出ないことや、肩や歯が痛む(関連痛)などの症状が出る場合もあります。

心筋梗塞の診断方法

心臓に重大なことが起こった場合には、さまざまな検査を行ったうえで心筋梗塞の診断へとつなげます。
他の心臓疾患などと治療方法が異なることもあり、しっかりと鑑別をする必要があるのです。
そのために用いられる、一般的な検査方法についてご紹介します。

心電図検査

心臓は上から下へ電気が流れることで一定のリズムを保っています。
ところが心筋梗塞が起こった場所では細胞が死んでしまっているので、正常に電気を伝えることができません。
そのため心電図検査の波形には心筋梗塞に特徴的な波形が描かれます。
おおまかな心筋梗塞の場所を推測することもできます。

血液検査

一般的にオーダーされる血液検査の中では、CK(クレアチンキナーゼ)やLDH(乳酸脱水素酵素)など、細胞の破壊にともなって上昇する項目を参考にします。
心筋梗塞を疑う場合には「心筋マーカー」という心筋梗塞に特化した測定を行います。

胸部X線検査

胸部に放射線を照射して撮影をする画像診断です。
肺など心臓のまわりにある臓器が心臓に対して影響を及ぼしていないか確認するためにも用いられます。
角度を変えて複数枚の写真を撮ることがあります。

心エコー検査

みぞおちのあたりから超音波をあてて、跳ね返ってきた音波を画像化する検査です。
心筋梗塞によって壊死した心臓の筋肉の場所を特定できます。

心筋シンチグラム検査

心筋に多く集まる性質のある医薬品(放射性医薬品)を投与して、その放射線量を特殊なカメラで撮影します。
被ばくのリスクはCT検査などと同程度ですが、心筋梗塞の場所や範囲などを詳しく調べることができます。

冠動脈造影検査

足の付け根などの血管からカテーテルという細い管を入れて、冠動脈に「造影剤」とよばれる薬を注入します。
その状態でX線撮影をすると造影剤が強調されて写るので、どの血管にどの程度の狭窄があるかが確認できます。
もしも心筋梗塞が見つかった場合には、そのままカテーテル治療に進むことができる利点もあります。

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監修医 伊藤 晴紀 (いとう・はるき)
元メディカルチェックスタジオ医師・医学博士

同じ病気でも、患者様ひとりひとり治療方針は違ってきます。それぞれの生活やバックグラウンドに合った医療を提供できるよう心がけております。
患者様が健康で長生きできるよう、診断・治療だけでなく、最新の医療知識を織り交ぜながら診察しております。

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