2022/10/05 ( 公開日 : 2022/08/25 )

30~40歳代でも白質病変が進行中? 若いうちから脳ドックで脳疾患リスクを管理!

編集部コラム
予防 未病 脳ドック
この記事は約3分で読めます
2021年の12月時点で、スマート脳ドックは検査数が6万件を突破。若い世代では初めての脳ドックとして、短時間低価格で始められるスマート脳ドックが選ばれています。検査結果としては、高血圧傾向のある方で各世代に認知症のリスク因子といわれている白質病変が見つかっています。
目次

【データ概要】

・対象:2018年1月~2021年12月20日にメディカルチェックスタジオ(MCS)で実施された検査
・データ数:60,843件
・分析:スマートスキャン、MCS

<受診者データ概要>

40歳代では約25%、50歳代では半数近くに認知機能の低下と脳梗塞のリスクにつながる大脳白質病変を確認
将来のクオリティオブライフの向上のためには「脳ドック」が重要です。

30歳代では約15%、40歳代では約25%、50歳代では半数近くにGrade1以上の大脳白質病変が認められました。
脳の血流が悪くなることで生じる大脳白質病変は、脳梗塞や認知症の危険因子であるといわれています。病変がない「Grade0」から最も重度の「Grade4」までの5段階で評価します。

大脳白質病変は年齢を重ねることでも現れる可能性がある一方で、無治療やコントロール不良の高血圧があると若年でも出現し増悪します。
大半は無症状のまま進行するため、生活の中では認知しにくく、一度病変が出現すると改善することはないといわれています。

▷大脳白質病変について詳しく知りたい方はこちら

大脳白質病変ってなに? 病変の仕組みや、種類・グレードについて解説

大脳白質病変は、グレードが進行すると、重大な脳疾患につながると言われています。しかし加齢によっても起こる変化なので、症状が出ているからといって、必ずしも怯える必要はありません。この記事を読んでいただくと、大脳白質病変の仕組みや、健康にどんなリスクがあるか、またグレード(症状の進行度)についても理解することができます。

大脳白質病変は、通常の健康診断や脳CT検査では見つけることができず、MRI検査により発見することができます。
そのため、早期発見には「脳ドック」により定期的に脳の状態を確認することが重要です。

▷脳ドックについて詳しく知りたい方はこちら

脳ドックとはなにか? 検査の内容、受診をおすすめする方、費用や注意点について解説

脳疾患は仕事やプライベートに大きな影響を与えます。脳梗塞や脳出血を発症すると、もとの生活には戻れない方も多いです。脳ドックは未病段階の状態を把握することができ、早期発見、早期治療のために有用な検査です。この記事では脳ドックの検査内容や、見つけることができる疾患、特に受診をおすすめする方について説明いたします。

病態が進行してからの予防は困難です。

病変を早期に発見し、ライフスタイル(運動不足・睡眠不足・肥満など)の改善や、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病など)の治療などを通して病変の進行を止めることが、将来的な脳梗塞や認知機能低下の予防、そして生活の質の向上につながります。

「スマート脳ドック」受診者の約半数は30歳代~40歳代

受診者の男女比はほぼ1:1と、大きな差はありません。
年齢別にみると、働き盛りである30歳代(12.56%)と40歳代(31.25%)が多く受診しています。

全体の約7割が脳ドック初受診

全体の約72%は、これまでに脳ドックを受けたことがなく初受診でした。
世代別にみると60歳代の約59%、70歳代の約55%である一方、働き盛りの年代である30歳代は約87%、40歳代は約77%と、世代により受診歴には大きな差がありました。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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