脳ドックとはなにか? 検査の内容、受診をおすすめする方、費用や注意点について解説
脳疾患は仕事やプライベートに大きな影響を与えます。脳梗塞や脳出血を発症すると、もとの生活には戻れない方も多いです。脳ドックは未病段階の状態を把握することができ、早期発見、早期治療のために有用な検査です。この記事では脳ドックの検査内容や、見つけることができる疾患、特に受診をおすすめする方について説明いたします。2022/12/12 ( 公開日 : 2021/08/17 )
脳ドックで認知症って診断できるの? 認知症の基本と診断までの流れ
認知症を診断する際の流れ
認知症を診断する流れは以下の通りです。
1.問診
医師と直接話すことで、記憶力やちゃんと話を理解できるかどうかなど、認知的な能力を探っていく。ご家族の方にも、いつ頃から気になる症状が出ているか、などが質問されることもある。
2.身体検査
認知症を発生させる病気になっていないかを調べる目的で、尿検査、血液検査、内分泌検査、心電図検査などを行う。
3.画像検査
脳の形や内部の状態を見ることで、脳疾患が進行していないか確認する目的で行われる。
脳ドックはMRI・MRA検査を行うが、それ以外にも脳の働きを調べるSPECT検査(脳の血流を調べる検査)、PET検査(脳の糖代謝を調べる検査)なども合わせて行われることがある。
検査名 | 内容 |
---|---|
SPECT検査 | 微量の放射性物質を含んだ薬を飲んでもらい、臓器の状態を調べる。 |
PET検査 | 体内に放射性薬剤を投入して、放出される放射線の動きから脳の働きを画像にする。 |
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4.神経心理学的検査
最後に行われるのが、知的機能、認知機能、記憶、実行機能が正常か判断するためのテスト。臨床心理士と対面で行われる。
検査内容の多くは口頭での質問や、文字・図形・絵などを書いてもらうものが多く、時間的には1時間程度で実施される。
まとめ
認知症かどうかを診断するのは、脳ドックだけ行えばわかるというものではありません。
「問診」「身体検査」「画像検査」「神経心理学的検査」。
この大きく分けて4つの検査で、総合的に認知症かどうかを判定します。
認知症は、現在は根本的に治療することのできる病気ではありません。
認知症にならないためには、脳疾患を予防するための取り組みが必要。
脳ドックや、定期的な健康診断、日頃の生活習慣改善によって、認知症になる前からケアを行うことが重要になります。
また、認知症でも早期発見ができれば、運動や食事の改善などで、症状の進行を遅らせることが可能です。
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