2021/04/27 ( 更新日 : 2021/09/09 )

脳ドックとはなにか? 検査内容、わかる病気や疾患、かかる費用と時間について

検査
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脳の病気は、仕事やプライベートに大きな影響を与えます。脳梗塞や脳出血を発症してしまうと、もとの生活には戻れない方も多いです。しかし日本では、まだまだ定期的な脳ドックをしている方が少ないのが現状。脳ドックは未病段階(病気になる前)の状態を把握することができ、早期発見、早期治療のために有用な検査です。この記事では、脳ドックの検査内容や見つかる疾患、受診をおすすめする人についてご紹介いたします。
目次

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脳ドックの検査内容は?

脳ドックでは主にMRI(磁気共鳴画像診断装置)による画像診断をもちいて、脳実質の構造や脳や頸部の血管の状態を把握して、脳疾患の有無を評価します。

◇検査の流れ◇

1.オンライン・電話などで受診予約の申し込み。申し込み時に事前に問診票を記載することもある。

2.予約した日時に来院して受付。

3.MRI装置で行われる画像作成の障害になるものは外す。検査着に着替えることもあるが、私服で受診できることもある。

4.申し込んだ検査を順番に受ける。

5.当日に検査結果が出る場合には、画像を見ながら医師の診断を受ける。

基本的に検査で撮影・測定したものは、後日レポートとして受け取ることができます。
医師の所見で早急に対処する必要がある問題が見つかった場合は、早期に処置が始まります。

脳ドックでわかる病気

脳ドックは、頭部MRI、MRA、頸部MRAの検査を行い、主に脳血管の破裂リスクとなる脳動脈瘤、脳の血管がつまる脳梗塞、そして脳腫瘍などの自覚症状のない異常箇所を調べます。

MRI検査・MRA検査でも多くのことがわかりますが、それとさまざまな検査を組み合わせて問題を探ります。

表1 検査での発見症例
検査名 なにを調べるの? 発見できる症例
頭部MRI検査 脳実質(おもに大脳・小脳・脳幹・脊髄のこと)の萎縮や、異常をきたしている部分があるかどうかを調査。 脳萎縮、脳梗塞、白質病変、血管周囲腔拡大、脳腫瘍、脳微小出血など
頭部・頸部MRA検査 動脈に関連する異常。動脈が閉じてしまっている部分があるかどうか。 動脈瘤、動脈解離、血管狭窄、血管屈曲・蛇行、血管閉塞、脳血管奇形など
頸動脈エコー検査 頸動脈(首にある太い動脈のこと)の動脈硬化の具合。 動脈硬化など
心電図 不整脈、虚血性心疾患(血液が心臓に行き渡ってない状態)があるかどうか。 不整脈、心筋虚血など
ABI検査 両手両足の血圧を同時に測ることで動脈硬化が起こっているか調べる。 動脈硬化など
血液検査 血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数値。 高脂血症、糖尿病など

脳ドック、どんな人が受診すべき?

脳の疾患のひとつに脳卒中がありますが、これを細分化すると「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」に分けられます。
これらの中でも脳梗塞やくも膜下出血はそのまま死に直結することも多く、一命をとりとめた場合にも後遺症を残すことが多いです。

約3割の方は少なからず後遺症が残るといわれています。
もとのライフスタイルや仕事に戻れないことがケースとして多くあるということです。

高血圧や糖尿病は発症のリスクと相関関係があるため、これまでに受けた健康診断で悪い数値・評価が出ている方は、とくに注意が必要です。

脳ドックをおすすめする人のプロフィール

  • 脳ドックを受診したことがない
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常、動脈硬化の診断を受けたことがある
  • 過度の飲酒、喫煙習慣がある
  • ご家族の中で脳の病気にかかった方がいる

脳ドックにかかる費用

脳ドックには大きくわけて2つのコースがあります。

①費用2〜3万円程度

・MRI/MRA検査
・頸動脈エコー検査 など (診療機関による)

脳ドックではMRIとMRA検査を主としています。
MRI検査は脳のなか(脳実質)を調べるもので、MRA検査は脳や首の動脈を調べるものです。

脳ドックを初めて受けられる方には、おすすめの脳ドックです。

②費用4〜5万円程度

・MRI/MRA検査
・頸動脈エコー検査
・心電図検査
・ABI検査
・血液検査 など (診療機関による)

MRI/MRA検査のほかに、心臓の働きや血液の状態なども調べることができます。
診断の結果が当日中に出るときには、医師から検査結果について詳細な説明を受けることができます。

脳や首や動脈に関して、詳しく自分の状態を知りたい方におすすめの脳ドックです。

脳ドックにかかる時間

30分から3時間ほど

脳ドックにかかる時間は、受診する検査の数や受診先によって大きく異なります。
着替えを行ってから検査を順番に受診していくと、結果の説明を含めて数時間かかることもあります。

最近では予約や受診結果の受け取りをオンラインでできる、当日は30分で受診が可能な脳ドックも登場しています。

脳ドックを受ける際の注意点

脳ドックは磁気を使った検査を行うため、場合によっては受診できないこともあります。

検査を受診できない可能性がある人

  • 心臓のペースメーカーなど、体内に埋め込んでいる医療機器がある
  • 冠動脈ステント、脳動脈瘤クリップなどの金属異物を体内に持っている
  • タトゥー、刺青がある
  • アートメイクをしている
  • 閉所恐怖症
  • 妊娠中、妊娠している可能性がある

まとめ|脳ドックで危険を事前回避

このように脳ドックでは脳実質や脳の血管、首の動脈、血液の質などを検査します。
脳の病気は前兆なく現れ、体に致命的なダメージを与えます。
脳に大きな危険が降りかかる前に、ぜひ脳ドックを受けて予防を始めてみてはいかがでしょう。
自分の脳の状態を理解して、日々の生活習慣改善を始めることが、大きな病気の回避につながります。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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