2022/12/07 ( 公開日 : 2021/06/11 )

大脳白質病変ってなに? 病変の仕組みや、種類・グレードについて解説

症状
用語説明 認知症
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症状

大脳白質病変は、自分では異変を感じることがない場合が多いです。ただ自分の動作を遅く感じたり、抑鬱的な気分が長くつづくなど、体に違和感を感じる方もいます。

大脳白質病変は加齢とともに自然となるものですが、過度に進行すると脳梗塞の要因になります。
高血圧の方は特に注意が必要。
もし大脳白質病変が見つかって「経過観察が必要」と言われた方は、脳ドックを定期的に受診することをおすすめします。

診断と治療

診断

大脳白質病変は、脳ドック(MRI・MRA検査)を行うことで見つけることが可能です。
MRI検査では脳実質について調べることで、大脳白質病変だけでなく、脳梗塞・脳腫瘍・脳微小出血などの有無についても調べることができます。

またMRA検査では、脳と首の血管の状態を調べて、詰まり(狭窄)や動脈瘤の有無などを確認できます。

脳ドックについて詳しく知りたい方はこちら

脳ドックとはなにか? 検査の内容、受診をおすすめする方、費用や注意点について解説

脳疾患は仕事やプライベートに大きな影響を与えます。脳梗塞や脳出血を発症すると、もとの生活には戻れない方も多いです。脳ドックは未病段階の状態を把握することができ、早期発見、早期治療のために有用な検査です。この記事では脳ドックの検査内容や、見つけることができる疾患、特に受診をおすすめする方について説明いたします。

治療

血圧が高い場合には、薬などを用いた降圧治療を行います。
しかし基本的な対処法としては、動脈硬化に関係した疾患(高血圧・糖尿病・高脂血症)を進行させないように、生活習慣を見直して行くことが最も効果があります。

大脳白質病変はもとの状態に戻すことはできませんので、これ以上進行させないことを第一に考えて、生活を改善することが重要であると言えるでしょう。

まとめ

大脳白質病変は年齢の割に症状が早く進行していると、後々重大な脳疾患につながります。

生活習慣の乱れは、脳に起きる異変をどんどん加速させていきますので、運動・食事・睡眠などを見直して、脳疾患リスクを高めないように心がけることが大切です。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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