2023/05/25 ( 公開日 : 2023/05/25 )

急性期、回復期、生活期の3段階がある脳梗塞のリハビリ

症状
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[2] 回復期のリハビリ

回復期のリハビリでは、症状の改善に加えてベッドから一人で車椅子に乗り移る、復職の訓練を行うなど、さらに生活機能を高めるための訓練が行われます。


一般的な運動訓練のリハビリ方法の他にも様々な種類があり、その方の体調などにあわせた方法の選択をする必要があります。今回はその中の一部をご紹介します。

ボツリヌス治療

ボツリヌス治療とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質を有効成分とする薬(A型ボツリヌストキシン毒素製剤)を筋肉内に注射する治療法です。

🗒 ボツリヌストキシンとは?

ボツリヌストキシンは、神経の緊張を抑える効果があります。
ボツリヌス菌は食中毒の原因となる菌ですが、作り出されたタンパク質には体に対して危険な成分はありません。
世界80カ国以上で認められ、広く使用されています。

磁気・電気刺激療法

電気を使って手足を動かす神経を刺激して筋肉を動かし、運動を学習させる方法。
最近では脳に磁気や電気を流して刺激を与え、まひした腕の筋肉などを動かす方法が実験的に行われはじめています。

ロボットリハビリ

ロボットリハビリは、ロボットが脚などの筋肉の動きをサポートして、歩行を可能にしたり、体を支えることでバランスを修正する訓練などに使われています。

こちらのサイトで紹介されているようなロボットスーツを着用して、トレッドミルを使った歩行練習、階段練習を行います。

[3] 生活期のリハビリ

生活期のリハビリは、患者さんの自宅や施設で行われるため、回復期の段階から生活環境を整えておく必要があります。
自宅でのリハビリのポイントは、手すりやスロープ、踏み台などで段差をなくすことです。転倒を予防し、自立した生活ができるようにします。

回復期までは病院内ですが、自宅や施設に移る生活期は、生活の範囲を広げることができます。
外出する際はつえや車いすを使い安全面には十分注意した上で、無理なく慣らしていくことを心がけましょう。

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