2022/07/15 ( 公開日 : 2021/06/03 )

初めての脳ドックは何歳で受けるべき? 若くても受診すべき人の条件と推奨頻度

検査
脳ドック 費用
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日本人の死因として上位にランキングされるのが、「脳血管疾患(脳卒中)」。脳卒中になると後遺症が残るケースが多く、これまでと同じような生活を送ることも難しくなります。よって脳ドックを受診することで、自分の脳の状態を知ることが大切。この記事では、何歳から脳ドックを受ければいいのか、どのくらいの頻度で受ければいいのかなどの疑問についてご説明いたします。
目次

40歳を過ぎたら脳ドックを受けてみるべき

現代を生きる私たちは、祖父母や親の世代よりも寿命は長く延びることが明らかになっています。
厚生労働省の調べでも、年々男女ともに平均寿命は延伸。

表1 日本人の平均寿命の変化
1990年 2015年
男性の平均寿命 75.9歳 80.7歳
女性の平均寿命 81.9歳 87.0歳

また、2007年生まれの子供の平均寿命は、先進国では100歳を超えるというデータも知っておくべきでしょう。こうした寿命が延びる世界では、私たちは長く生きるだけでなく、健康でいる時間をいかに長くするかが大切になります。

脳ドックを受け始めるには、40歳が節目の年齢であると言えるでしょう。長年にわたって生活習慣が乱れていると、目に見える異変となって現れてくるのが40歳ごろです。
健康診断でも異常を示す数値が増えてきて、有名人の大きな病気のニュースが自分ごととして捉えられるようになる方も多いはず。

脳では「白質病変」などの、認知症につながる可能性がある変化が始まるのも40歳ごろからの方が多いです。
こうした自分では無自覚に進行している脳の異変を知るには、脳ドックの受診がおすすめ。

20代・30代でも脳ドックを受診した方がよい人とは?

現代では、若い方でも糖尿病などの基礎疾患を持つ方が増えています。その背景にはファストフードなどの食べ過ぎ、夜遅くまで起きていることによる慢性的寝不足など、若いがゆえに自分の健康を過信してしまうことが背景にはあります。

脳の中にある細い動脈が詰まってしまって起こる、白質病変などの症状は、20代・30代でも進行している方が多くおられることがわかってきました。

スマート脳ドックの過去の受診データでは、30代でも約23%が脳になんらかの異常を見つけています。

この異常はすべてが即座に問題があるものというわけではありません。
しかし白質病変などの例をあげると、30代の方でも約15%の方に初期症状が現れていることがわかっています。

50代の方であっても、健康への意識が高い方は、白質病変の症状が見られない方も50%以上みられます。
つまり30代でも、50代の方よりもはるかに脳が不健康な状態になっている方が、無自覚に多くいらっしゃるということです。

こうした症状に気づかないまま、20年・30年とすぎると、そうした方がある日脳血管障害を起こします。
脳は替えが効かない臓器ですので、多くの方がその後に障害を抱えたまま生活を余儀なくされることに。

自分だけの問題ならいいですが、介護は脳疾患になった当事者以外の方にも、多くの影響を与えることは理解しておきましょう。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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