2022/12/22 ( 公開日 : 2022/12/22 )

痛風はどんな痛み? 高尿酸血症の3つのタイプについても紹介!

症状
動脈 糖尿病 肥満
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痛風の治療方法

痛風の治療はまず痛風発作の炎症による痛みを改善し、落ち着いたあとに血液中の尿酸値6未満を維持することを目的にします。

痛風発作が起こっていない場合は尿酸値を下げるために、産生過剰型の患者には尿酸の産生を抑制する薬、尿酸排泄低下型の患者には尿酸の排泄を促す薬を処方し、再発しないよう継続的に治療を行っていきます。

痛風発症時の応急処置(対処法)

・机の上に足を上げる(患部が足の関節の場合)など、患部を高い位置にする

・患部を冷やす(氷を入れた袋やアイスパックにタオルを巻いたものなど)

・患部は安静にし、マッサ-ジなどは行ってはいけない

・あらかじめ医師から痛風発作用に処方された薬があれば使用する

痛風の予防方法

痛風の主な原因は高尿酸血症であるため、尿酸を生んでしまうプリン体の摂取量を抑えることがもっとも有効的です。

「尿酸値が高い」といわれたら、痛風の症状がなくても生活習慣を見直し、尿酸値を下げることが大切です。
この機会に生活習慣を見直し、痛風だけでなく生活習慣病の予防を行いましょう。

食生活を見直す

大前提としてプリン体が多い食品(牛肉や豚肉、レバー、エビ、干物など)の摂取を少なくしましょう。

その上で尿をアルカリ性にする作用があるもの(野菜、海藻、いも類、きのこ類)を取り入れたり、尿酸の排出を促すために水分を一日に2L以上摂ることをおすすめします。

アルコールの摂取量を抑える

上記と重なりますが、プリン体が多いアルコール飲料(ビール、日本酒、ワインなど)を控えましょう。
どうしてもアルコールを飲むならプリン体が少ないもの(焼酎、ウイスキーなど)を少量にしましょう。

適度な運動をする

適度な有酸素運動を生活に取り入れるようにしてください。
代謝の向上により、尿酸の排泄能力が改善したり、肥満の解消で尿酸の蓄積を防ぐことができ、痛風予防につながります。

適度な運動は痛風に限らず、あらゆる病気の予防になるため、少しでも生活に運動を取り入れることを推奨いたします。

ストレスを溜め込まない

ストレスも尿酸値を上昇させるという報告があります。
またストレスが増えると、飲酒量が増えたり過食になったりして、さらに悪循環に陥ってしまうため注意が必要です。

ストレス解消法は自身に合ったものを、ひとつでも見つけておくことが大切です。
ストレスに強くなるためには日頃から十分な睡眠と休養、バランスのとれた食事、適度な運動など規則正しい生活を心がけましょう。

痛風には合併症のリスクも

慢性腎臓病、尿路結石なども、痛風発作と同じ尿酸の結晶によって引き起こされます。
さらに狭心症や心筋梗塞、脳出血、脳梗塞も尿酸値が高いほど起きやすいとされています。

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痛風や合併症を予防するには定期的な健康診断などで尿酸値をチェックすることが大切です。

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監修医 緒方 文大 (おがた・ふみひろ)
愛和クリニック院長・内科学会認定医

京都府立医科大学卒業後、虎の門病院入職。内科全般を学び、その後がんや慢性疾患を多く扱う消化器内科医に。『健康防衛・健康増進』の重要性を痛感。『患者様の健康増進のために本気で取り組みたい』という強い想いで、愛和クリニック開業。

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