2021/09/30 ( 更新日 : 2021/09/30 )

MRA検査とは? MRA検査を受けるメリット、発見できる病気について

検査
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脳の病気は自覚症状が出てからでは手遅れになるケースがほとんどです。脳の病気を早く発見し重症化を防ぐには、定期的な検査による早期発見・早期治療が一番大切です。脳の状態を調べるには「脳ドック」がおすすめであり、脳の手術をせずに状態を把握できます。 この記事では脳ドックの検査のひとつであるMRAに注目し、解説いたします。
目次

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MRA検査とは?

脳ドックでゴールドスタンダードな検査はMRI(Magnetic Resonance Imaging)です。
より詳しく脳の状態を調べるMRA(MR Angiography)もセットで行うことが増えています。

MRIとMRAはとても似ている名称のため、混同している患者さんも多い検査です。
まずは、MRIとMRAがどのような検査か解説していきます。

MRIは体に電磁波をあて、細胞内の水と共鳴させることで、脳全体の断面画像を描き出しています。MRAは同じようにMRI装置を使用し電磁波を当て、脳の血管だけを立体画像として描き出すことができます。
MRAは造影剤を使わなくても頭と首の血管の形態、奇形や狭い部分がないか、破裂しそうな血管や詰まりそうな血管がないかを調べることができます。

MRAは大きくわけて「頭部MRA」「頸部MRA」の2種類の検査方法があります。

頭部MRA

頭部MRAは脳の血管を撮影する検査です。
脳の血管は蜘蛛の巣の様に頭の中に張り巡らされています。血管1本1本が膨らんだり狭くなったり、形がいびつになっていないか、調べることができます。
頭部MRAでは、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤や、脳梗塞の原因となる脳の毛細血管の異常でおこる動静脈奇形、脳卒中の原因となる無症候性脳主幹動脈閉塞・狭窄がないかを調べることができます。

頸部MRA

頸部MRAは頸部(首)の血管を撮影する検査です。

頸部には心臓と脳をつなぐ重要な動脈が複数通っています。頸部の血管が動脈硬化をおこしたり、狭くなったり、動脈と静脈が別れる部分がいびつになってしまうと、心臓から十分な酸素や栄養を脳に届けることができなくなります。

また、内頸動脈にプラーク病変や狭窄病変があると、将来、脳梗塞をおこすリスクが高くなります。頸部MRAでは頸の血管の状態と、動脈分岐部の状態を詳しく調べることができます。

MRA検査のメリット

造影剤を使用しないので、腎臓の悪い人やアレルギー体質の人でも脳の血管を詳しく調べることができます。同じような検査はCTでも可能ですが、造影剤を使用しないと組織のコントラストをうまく描出できません。
MRA検査であれば造影剤を使わず、CTよりも綺麗な画像でより詳しい画像をでき、患者さんにの負担も軽減できるのです。

さらに、X線を使用しない検査のため、放射線被曝を避けられるのもメリットといえるでしょう。

MRA検査によって発見できる主な病気

MRA検査では脳の血管の狭窄や梗塞による血流異常、血管の病変の場所や形、周辺組織への広がりを特定することができます。
MRA検査でわかる代表的な病気としては、以下のようなものがあります。

脳動静脈奇形(AVM)

脳動静脈奇形とは、胎生早期に発生する先天的な異常で、脳の動脈と静脈のあいだにナイダスと呼ばれる異常な血管の塊ができ、毛細血管を通らずに脳の動脈が静脈に流れ込んでしまう病です。

未破裂脳動脈瘤

脳の動脈が瘤(こぶ)状に膨らんだものです。
動脈瘤が破裂すると、脳の血管を包んでいる「くも膜」の内側に出血します。

ただ、未破裂脳動脈瘤がすべて危険なわけではなく、場所、大きさ、形などから破裂率が割り出され、医師によって危険と判断された場合には処置が必要となります。

もやもや病

もやもや病は原因不明の進行性脳血管閉塞症。
内頸動脈という太い脳血管の終末部が狭窄ないし閉塞。その周囲に異常血管網が認められます。

隠れた脳の病気を早期発見・治療するために定期的に脳ドックを受けよう

脳の病気は発症すると、後遺症や命の危険がともなう恐ろしい病気です。
脳の病気の予防のためには原因となり得る高血圧や高脂肪、糖尿病といった生活習慣病を予防するために規則正しい生活を心掛ける必要があります。

さらに、早期発見のために定期的な脳ドックをおすすめしています。

スマート脳ドックは、脳疾患リスクの早期発見・予防を目的とした定期健診だけでなく、専門医療機関への紹介も行っています。

スマート脳ドックは頭部MRI・MRA・頸部MRAを実施し、自覚症状がない段階で、異常箇所を早期に発見できるメリットがあります。

アクセスも便利で検査時間は1回30分以内。忙しい方にも最適で継続して検査が受けられるように、1回あたりの検査料金もリーズナブルになっています。

検査実施から検査後のフォローアップまで安心して脳ドックを受けたい方は、ぜひ「スマート脳ドック」を受けてみましょう。

スマート脳ドック

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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