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2023/11/16 ( 公開日 : 2022/12/27 )
脱水症とは? 冬のかくれ脱水にも注意! 寒くてもこまめな水分補給が大切!
1日に必要な水分量
では、どのくらいの水分を1日に摂取していけばいいのでしょうか。 厚生労働省によると、2.5ℓとされておりますが、年齢や体重によって摂取量は異なっていきます。
成人の1日に必要な水分量は以下で算出できます。
【計算式】
体重(kg)×年齢別必要水分量(ml/kg/日)=必要水分量(ml/日)
【年齢別必要料】
22歳~54歳:1日あたり35ml/kg
55歳~64歳:1日あたり30ml/kg
65歳以上:1日あたり25ml/kg
水分は、食品からも摂取をしています。
水分補給というとどうしても「水を飲む」と考えてしまいますが、食品にも水分が含まれているため、普段の食事からも水分を摂ることができることも覚えておきましょう。
治療法
もし脱水症状になってしまった時は、どのように治せばいいのでしょうか。ご自身や周りの人で起きてしまった時に迅速に判断して動けるようにしましょう。
治療法は症状の度合いによって違います。まず、治し方の判断基準としては、
・軽度~中等度:意識があり、自分で経口から水分補給できる
・重度:ペットボトルのふたが開けられない、自分で経口摂取できない
に分けられます。
特にペットボトルのふたが開けられない状態は、運動機能が大きく低下しているので、速やかに救急車を呼びましょう。
次に治療法は、楽な姿勢で水分補給をすることです。
経口(口から)から
経口摂取による水分補給は、軽度〜中等度の脱水症状の場合に行います。 電解質を含んだスポーツドリンクや麦茶などの水分摂取を心がけましょう。
避ける飲み物としては、利尿作用が高い飲み物でアルコールやコーヒー、糖分を含んだジュースなどです。
点滴から
点滴による水分補給は、重度の場合に行います。 重度の見分け方は、水分補給ができない、もしくは水分補給しても状態が改善しない場合です。
早めの予防が大切
脱水症はなってからの対応より、ならないように予防をすることが大切です。 そのためにも、日常生活のなかでこまめに水分補給をするように心がけましょう。
部屋を適温に保つことも大切で、夏場は気温が高いので、冷房などで室温を調整するようにして、 冬場は、先述したように乾燥が原因で招いてしまうので、加湿器などで湿度を保ちましょう。
また近年では、コロナ禍での感染予防のために日常的にマスク着用が当たり前になり、マスクを着用していると喉の渇きに気付きにくくなります。
水分を含んだ自分の呼気がマスクの内側にこもり、その湿った空気を再び吸い込むことで、口や喉の乾燥が抑えられるからです。 そうなると、水分補給の回数が減ってしまい、気づかないうちに脱水状態になっている場合があるので注意が必要です。
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