2022/07/27 ( 公開日 : 2021/07/06 )

健康寿命を縮める要因は? 未病ケアが将来の医療費を減らすことにつながる!

生活習慣
予防 健康寿命 未病
この記事は約4分で読めます

健康寿命を延ばす上で気をつけたいこと

体を整えるには、当たり前に良いとされることをしっかりと実践することが大切です。
聴き慣れた話に思えるかもしれませんが、以下のような基本的なことを少しずつ生活の中で実践しましょう。

適切な食生活

主食・主菜・副菜を食卓に組み込んで、バランスよく食事をしましょう。
中でも主食の糖質は多くなりがちなので、腹八分目を推奨します。

また塩分のとり過ぎは高血圧を招くため、臓器や動脈によくありません。
塩分をとりすぎた場合は野菜や果物などカリウムが豊富に含まれている食事を足すことも有用です。

脳卒中のリスクが低下する食べ物とは? 普段の食生活を見直して健康管理をしよう!

日本人の三大疾病の一つに脳卒中(脳血管疾患)があります。脳卒中を発症すると意識障害や運動障害、言語障害など非常に重い後遺症が残ってしまうこともあります。リハビリで回復することもありますが、まずは脳卒中にならないように予防することが大切です。そこで今回は、脳卒中の予防に効果がある食べ物について紹介いたします。

適切な運動

デスクワーク中心の方は、適切な運動を心がけましょう。
国連世界保健機関(WHO)は「1週間あたり150分以上の中等度の運動」を推奨しています。
中等度の運動は、少し息が上がるけれど会話できるくらいの運動のことで、具体的には筋力トレーニング、早歩き、ヨガなどが挙げられます。

40代・50代からでも始めたい筋トレ! 心疾患やがんのリスク低減にも効果あり

定期的に筋肉を鍛えることが、心疾患やがんなどの予防に効果的であることが研究結果から明らかになりました。この記事の中ではイギリスの医学雑誌でも紹介されたこの研究内容を紹介するとともに、筋トレのメリットなどをまとめています。病気の予防として、ぜひ筋トレを始めましょう!

充分な睡眠

睡眠不足は食生活や運動習慣とも大きな関わりがあります。
充分に睡眠をとらないことで、食欲が過剰になるホルモンが分泌されますし、そのことに起因して体重が増え、運動を避けるようになります。
睡眠は健康な体を維持する上で、いちばんの基盤になるもの。
一日のうちの1/4〜1/3の時間を占めることからも、健康寿命を延ばすことと密接に関係しています。

寝不足はどんなリスクがあるの? 睡眠がもたらす脳の影響について解説!

体はなぜ睡眠を必要とするかご存知ですか? 睡眠には、さまざまな役割があります。今回は夜更かししがちな方に、ぜひ知ってほしい内容を集めました。

禁煙

タバコは数十種類の発がん性物質を含んでいます。
これらが遺伝子の情報を傷つけることにより、肺はがんになる原因に。
肺がんは血管やリンパ管に乗って全身に転移する上に、初期症状が出にくい、日本人の死因でも上位の疾患です。

またタバコの副流煙は、受動喫煙として周囲の方の健康を阻害してしまいます。

タバコを吸うことで発症する可能性がある病気とは? 依存度チェックも収録!

健康のために禁煙しようと思っても、「1本だけなら…」とついついタバコに手を伸ばしてしまうことはありませんか? タバコには麻薬と同程度の依存性があるため、止めようと思ってもなかなか止められないものです。今回は、なぜ1本だけでも喫煙すべきではないのか、喫煙によりどのような病気になる可能性があるかなどを紹介します。

歯・口腔ケア

歯周病はさまざまな病気の原因になります。
口腔ケアの基本となることはいくつかありますが、基本は間食をしないことが大切。
また、砂糖の入っている飲み物を飲む習慣がある方は、これを控えるだけでも口腔内の状態が改善されます。

さらに唾液がでるように食べ物をよく噛むことや、キシリトールの入ったガムを噛むこともおすすめ。
定期的に予防歯科に通ってクリーニングをすることも効果的です。

まとめ|未病ケアは若いうちから行いましょう!

健康寿命を延ばすには、食、睡眠、運動などを管理することが大切です。
また自分の体を客観的に理解するためには、定期的に検査を行うのもいいでしょう。

未病ケアは日々の地味な取り組みですが、好きなことをしながら生活できる時間を伸ばし、ひいては将来かかる医療費を減らすことにもつながります。
ぜひ、これをきっかけにして、未病ケアをスタートさせてみてはいかがでしょう。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる
監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

こちらの記事もおすすめ

🚑さまざまな検査の中身を詳しくまとめています🚑

知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?

脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート

胸部CT検査(肺がん・肺CT)ではなにがわかる? 検査方法、受診費用などについて

📚 知識を増やすことも未病対策のひとつです 📚

こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類

この肺炎の症状に注意! 特に肺炎に気をつけるべきなのはどんな人?!

悪玉コレステロールとは? LDLの値を下げる生活習慣や、投薬治療についても解説!

🥗 食事・運動・睡眠を整えるための情報が満載🥗

話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!

生活習慣病の原因は? すぐに実践できる5つの改善方法を紹介いたします!

糖尿病でも食べていいお菓子ってあるの? 間食の仕方や注意点をご紹介

🧑‍⚕️ インタビューなど耳寄りな情報を掲載! 🧑‍⚕️

健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー

脳ドックを受けにくるのはどんな人? 放射線技師大畑さんにインタビュー

親が要介護になったらどうするの? 親に健康のために特に取り組んで欲しいことは?

記事を探す