頭部MRI検査とは? 発見できる病気や費用相場、検査を受けるメリットについて解説!
頭部MRI検査は、頭部の断面図を映像化して画像診断する目的で行われる検査です。脳の異常を低侵襲で早期発見するのに有効です。またMRI検査はCT検査では診断できない細かな異常も見つけられるため、効果的な検査であるといわれています。では、記事の中で詳しくみていきましょう。2023/11/07 ( 公開日 : 2021/11/01 )
生あくびが病気のサインであることも? 眠くもないのに頻繁に出るあくびに注意!
どうして生あくびが出るの?
そもそもなぜ「あくび」は出るのでしょうか。
あくびにはさまざまなメカニズムがあると考えられていますが、実際のところ解明はまだされていません。
しかし、頻繁に「生あくび」が出る場合は、睡眠障害や脳梗塞などの病気のサインである可能性があるといわれています。
そこで、現在有力だと考えられている「生あくびの出る3つの説」をご紹介していきます。
①脳の温度調節
高温となった脳が機能障害を起こさないように、あくびによって冷やす効果があるかもしれないとされています。
鼻や口から冷たい空気を吸い込むことで、脳の熱を下げているという説です。
またあくびで大きく開口することで、頭蓋骨内の血液の流れを促進することができるとも言われています。
実際に冬の寒い時期には、体を震わせながらあくびをした経験はありませんか? この動作をすることで、脳の温度を上げている可能性があります。
②脳の覚醒を促す
あくびをするときには大きく口を開けます。これにより頸動脈や頸静脈を圧迫し脳の覚醒を促しているともいわれています。
③酸素不足の解消
脳内酸素が不足すると生あくびが出やすくなるといわれています。
上記のような状態では、生あくびが起こる可能性が増えると考えられています。
生あくびが症状として現れる病気
最も多いあくびの原因は睡眠不足ですが、まれに病気や体の異常によっては生あくびが症状として出ることがあります。
また生あくびだけが起こることはあまりないため、ほかにも合わせて症状があるときにはすぐに医療機関へ相談しましょう。
病気の例1:脳梗塞
脳に酸素や栄養を送る「脳血管」が詰まり、脳に障害が起こる病気です。
脳は場所によってそれぞれ役割を持っているため、障害の起きた部位で症状は異なります。
よく起こる症状としては
・手足の運動や感覚まひ
・話しにくさ
・注意機能の低下
・歩いているとふらふらする
などがあります。
脳ドックでCT検査やMRI検査などを行うと、脳梗塞のリスクを調べたり「隠れ脳梗塞」を見つけたりすることができます。
急に生あくびが増えたうえに上記のような自覚症状がある場合は、脳梗塞予備軍であるかすでに発症している可能性があります。
すぐに病院を受診することをおすすめいたします。
病気の例2:脳腫瘍
脳梗塞と同様の症状で、「脳腫瘍」が原因となっている場合があります。
脳腫瘍は頭蓋骨内に腫瘍が発生する病気です。頭蓋骨の中は閉じられた空間のため、腫瘍によって脳が圧迫されて機能障害を引き起こします。
また脳腫瘍によって血管が詰まりやすくなり、脳梗塞を発症するリスクを上げる可能性も。
脳腫瘍は悪性のものだと、5年生存率が50%を切るなど恐ろしい病気です。そのうえ脳梗塞も発症してしまうのは避けたいところです。
病気の例3:貧血・低血圧・狭心症
脳は、血液によって運ばれる酸素や栄養によって正常な機能を維持することができています。そのため貧血(血液に赤血球が不足している状態)や低血圧、心筋梗塞(心臓に栄養を送る血管がつまっている状態)では、脳に異常をきたすことがあります。
よくみられる症状として
・目の粘膜や爪が白い
・立ちくらみ
・疲れやすい
などがあります。
貧血や低血圧は放置せずに改善を図ることが大切です。普段と明らかに違う自覚症状がある場合は、早急に病院を受診しましょう。
病気の例4:その他の障害や一時的な体調不良
・睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群など)
・更年期障害
・熱中症
・車酔い
・頭痛の前兆
上記の障害や体調不良によっても、生あくびが出ることがあります。
睡眠障害に関しては、睡眠が取れていると思っていても、実際のところは質の良い睡眠が取れていない可能性も考えられます。
自身では気づかないこともあるため、頻繁なあくびや、日中に耐え切れないほどの眠気がある場合は、悪化する前に病院を受診することが大切です。
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