脳梗塞の種類は大きく3種類! 症状ごとに知っておくべき特徴とは?
脳梗塞は脳内の動脈が狭くなったり、血栓で閉塞してしまったりすることで発症します。脳梗塞の範囲が大きいと、さまざまな身体上の障害につながる可能性も。では、記事の中で詳しくみていきましょう。2022/12/07 ( 公開日 : 2021/06/21 )
隠れ(かくれ)脳梗塞とは? 無症候性の脳梗塞が持つリスクや、日常生活でできる予防をご紹介!
隠れ(無症候性)脳梗塞とはなにか?
隠れ脳梗塞とは、脳ドックなどを受けた際に偶発的に発見される軽度の脳梗塞のこと。
脳の中にある極めて細い動脈(穿通枝と呼ぶ)が詰まることで、その周囲の脳細胞に血液が行き渡らず、変異の様子が見られます。
隠れ脳梗塞は「無症候性脳梗塞」とも呼ばれますが、その名前の通り、症状としては体で感じられることは何も現れません。
果たしてこの隠れ脳梗塞は、リスクと言えるのでしょうか?
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隠れ脳梗塞はどんなリスクがある?
隠れ脳梗塞が危険な理由として、以下のことが挙げられます。
- 小さな脳梗塞が増えることで血管性認知症につながる可能性あり
- 脳出血を招く危険あり
- 初めて脳梗塞を起こした患者の65%以上に隠れ脳梗塞がある
- 隠れ脳梗塞を持つ人は持たない人に比べて10倍以上の確率で脳卒中を起こす
このように隠れ脳梗塞は無症状のため、その時点ではリスクは少ないように見えるものの、将来にはより危険な脳疾患になる可能性を表すサインと考えられます。
隠れ脳梗塞はなぜ起きる?
隠れ脳梗塞の危険因子は高血圧です。
脳の細い血管が詰まるのは、高血圧が長く続くことで動脈が硬化することが主な原因。
この動脈硬化がより太い脳の血管や心血管で進行すると、それが高じて脳に大きな影響を与える脳梗塞を発症します。
また、糖尿病、高脂血症(高コレステロール血症や高中性脂肪症)、過度な飲酒・喫煙、肥満、睡眠時無呼吸症候群なども、隠れ脳梗塞の原因です。これらにも気をつけましょう。
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