2023/12/08 ( 公開日 : 2023/01/26 )
二酸化炭素濃度(CO2)とは? 換気をしないリスクについても解説!
二酸化炭素濃度(CO2)とは
二酸化炭素濃度とは、1㎥に含まれる二酸化炭素の割合を示したもので、空気中の二酸化炭素濃度は通常410ppmとされており、室内の二酸化炭素濃度の基準は1,000ppm以下です。
空気中の二酸化炭素濃度は「ppm」で表します。ppmは%と同じように割合を示す単位で、ppmは「100万分のいくつ」なのかを示します。1ppmは0.0001%となります。
この二酸化炭素濃度は室内の空気汚染を判断する1つの指針となり、この基準値を超えると室内環境が悪い・換気不足で体調にも影響していきますので、 基準値を保てるような換気が必要です。
基準値をこえると
換気をすることなく、締め切った室内に長くいると、二酸化炭素濃度が徐々に上がっていきます。
基準値(1,000ppm)を超えると、以下のような症状が現れることがあります。
頭痛
眠気
倦怠感
注意力散漫
仕事や勉強などの時に眠気や集中力の低下などが起きて、作業効率がダウンしてしまうので換気をするようにしましょう。
また、日常生活ではあり得ない数値ではありますが、二酸化炭素濃度が30,000ppm以上になると、酸素障害を誘発するようになり、呼吸困難や頭痛、吐き気、視覚減退、血圧や脈拍の上昇が起こってしまいます。
80,000ppmになると、脳は大きなダメージを受け、めまいがして昏睡状態に陥ります。
さらに、90,000ppmを超えると、血圧が失われ、最悪の場合には4時間程度で死に至ることもあります。
室内で二酸化炭素濃度が増える原因
- 換気をしていない
- 適切な換気ができていない
- 室内の気密性が低い
- 暖房器具の使用
また、コロナ禍以降、日常的にマスクを着用する機会が増加しています。マスクを着用していると、外から酸素が入ってこない酸欠状態になります。
そうすると、酸素濃度が通常よりも少なくなり、より多くの酸素を運んでなんとか脳に届けようとするので頭の血管は拡張します。 その結果、頭痛を引き起こしてしまいます。
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