2023/11/22 ( 公開日 : 2022/04/15 )

歳をとっても脳の若さを保つには? スーパーエイジャーから学ぶ習慣

生活習慣
予防 睡眠 認知症
この記事は約4分で読めます
脳の若さは誰にとっても大きな関心ごとではないでしょうか。この記事では年齢を重ねても若々しい脳の機能を維持しているスーパーエイジャーが、どのような習慣を身につけているかをご説明いたします。まだスーパーエイジャーという言葉を知らないという方にも、役立つ内容になっていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
目次

脳を若く保つために知っておきたいスーパーエイジャーとは?

今回はシカゴのノースウエスタン大学の研究チームで高齢でも脳の若さを保つスーパーエイジャーについての報告があったので、ご紹介します。

スーパーエイジャーとは、定義でいうと「中年の平均値と同じくらいの認知機能(理解・判断・論理などの知的機能)を持つ80歳以上の人」を意味する言葉です。

この脳を若い状態に保つことができているスーパーエイジャーの年間の脳萎縮(脳容積の減少)は、一般の人の年間の脳萎縮よりも少ない傾向がみられています。

研究の具体的な内容としては「24人のスーパーエイジャーと12人の一般高齢者の大脳皮質の厚さを測定したところ、大きな違いがみられた」というものです。

一般の高齢者が年間で約2.24%脳容積を減少するのに対して、スーパーエイジャーは約1.06%の減少でした(*1)。

脳が加齢とともに萎縮することは止められません。
しかしスーパーエイジャーは萎縮する速度が遅く、年齢を重ねても若々しい脳の状態を保つことができているかもしれないのです。

脳の老化、アミロイドβについて

脳の老化の要因として、アミロイドβという老廃物の蓄積がよく知られています。

アミロイドβは健康な人の脳にも存在していますが、何らかの異常により脳に溜まってしまうと、健康な神経細胞にまとわりついて脳を萎縮させる原因となります。

このように脳萎縮が加速していくと記憶障害などが起こり、アルツハイマー型認知症に進展していくのでは、と研究者の中では考えられているのです。

つまり脳萎縮が少ないスーパーエイジャーたちは、アミロイドβが体に溜まりにくい生活習慣を実践しており、そのことによってアルツハイマー型認知症などを遠ざけていると考えられています。

スーパーエイジャーの研究が進んでいる米国では、彼らの生活の仕方や習慣を知ることが非常に重要である、と考えられ始めています。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

こちらの記事もおすすめ

🚑さまざまな検査の中身を詳しくまとめています🚑

知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?

脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート

人間ドックとは? 検査内容、発見できる病気、費用の目安と時間などを解説

📚 知識を増やすことも未病対策のひとつです 📚

こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類

悪化すると脳ヘルニアに? 急性硬膜下血腫について

日中の眠気がつらい! 自分では気づかない睡眠中のいびきが原因かも? 睡眠時無呼吸症候群について解説!

🥗 食事・運動・睡眠を整えるための情報が満載🥗

話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!

ストレスで脳が萎縮するって本当? そのメカニズムと幸せホルモン「セロトニン」について解説

予防医療とは何か? 超高齢化社会に突入した日本が取り組みたいこと

🧑‍⚕️ インタビューなど耳寄りな情報を掲載! 🧑‍⚕️

健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー

社員の体調管理の一環として「スマート脳ドック」を導入! CARTA COMMUNICATIONSさま

親が要介護になったらどうするの? 親に健康のために特に取り組んで欲しいことは?

記事を探す