知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?
2022/12/09 ( 公開日 : 2021/08/06 )
歯周病がアルツハイマーと関係あり? 口の健康が認知症に及ぼす影響
Pg菌の定量PCR検査による陽性率
ヘルシーライフデンタルクリニックでは、患者さん(30代から50代が90%)に対してPg菌の定量PCR検査を行ったところ、以下の陽性率を示しました。

※)検査を行った患者さんの基礎データ
・歯肉から出血を起こしている割合が6割
・歯周ポケット(4mm以上)が病的な状態が4割
この結果から、重度の炎症が起きていない場合でも、Pg菌は多くの方の口腔に一定数存在していると結論づけることができます。
明日から実践できる口腔ケア
口腔ケアにとっては、地道な努力が大切です。
口の中に食べ残しがあったりすると、口腔内の歯周病菌に対して、栄養が送られている状態になってしまいます。
ですから、まずは食後にはブラッシングを行うことが大切。
以下に、手軽に明日からできるケアを箇条書きにします。
-
食後のブラッシング
→歯周病菌に栄養を与えない -
頻繁に間食をしない
→歯の再石灰化を促す -
食事の時は20~30回程度噛む
→唾液で口腔内を綺麗にし、胃の負担を軽減して逆流などを防ぐ -
フロス/歯間ブラシ
→歯の隙間の汚れを取る -
舌の表面を鏡で見てみる
→真っ赤だったり、白や薄黄色の汚れがついていたらお口の中の異常サイン
一度歯医者でクリーニングをしてもらった後で、感じる口腔内のきれいさをずっと維持していくのもおすすめです。
まとめ|Pg菌の定量PCR検査と脳ドックを始めよう
口の中の衛生状態は、全身の健康状態と密接に関わっています。
認知症が気になる方は、脳ドックなどで脳の状態を知ることも大切ですが、口の状態もしっかりと知っておきたいです。
自分の口腔の中の不衛生度は、ご自身が鏡などで確認するだけではわからないことが多いです。
歯科医院で歯周病検査や歯垢の染め出しを行ったり、数値やビジュアルで確認すると、綺麗にしようというモチベーションが湧いてきます。
ぜひ、全体の健康を考える上で、口腔の衛生についても考えてみましょう。
口から未来を明るく、美しく。
些細なことでも、ぜひご相談ください
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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口の中のデータを全身の観点から解釈することを、日々の臨床から推進しています。歯周医学や口腔内科学の観点から、口腔ドック、専門的な歯周病治療、再発を抑える精密な歯科治療を推奨しています。

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。
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