2023/11/28 ( 公開日 : 2022/05/10 )

デジタルヘルスケアとは? デジタル技術を活用した予防医療で健康管理をしよう!

生活習慣
予防 健康寿命 未病
この記事は約3分で読めます
近年では、多くの産業がDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化を進めていき新たな付加価値が生み出されています。 医療・ヘルスケア分野でもテクノロジーを駆使したデジタル化が活発化しており、様々な改革が行われてきました。将来の医療テクノロジーは私たちにどのような価値を生み出してくれるのでしょうか。
目次

ヘルスケアのデジタル活用とは

医療やヘルスケアにデジタル技術を活用することをデジタルヘルスケアと呼びます。
「ヘルスケア」とは健康の維持や増進のための行為や健康管理を意味しており、 そこにデジタル技術を利用することで、「デジタルヘルスケア」となります。

この活用により、科学的なデータに基づく健康管理や疾病予防が可能になり、医療やヘルスケアの効果を向上させていくことができており、 人の行動や状態がデータ化されていく時代へと変化しております。

またデジタル技術の例としては、人工知能(AI)やチャットボット、IoT、ウェアラブルデバイス、ビッグデータ解析、仮想現実(VR)などがあります。

デジタルヘルスケアで何が変わるのか?

医療やヘルスケアは従来、病気の発症や体調を崩してから病院に行って治療という流れでしたが、 デジタルヘルスケアの活用によって、私たちの生活にどのような変化が現れてきているのでしょうか。

アクセス向上

  • アプリなどの診療予約システムで待ち時間の短縮
  • リモート診療(介護や子育ての方、遠方に住んでいる、病院に行くことが困難) など

健康成果の向上

  • 自身の健康データをスマートフォンなどでも管理、比較できる
  • 心拍数などの、自覚症状がなく異常なものを検知
  • 蓄積された健康データを病院の診療に活かせる など

予防医療のデジタル化

予防医療においては、スマホアプリ等、個人レベルでアクセス可能なアプリケーションを情報提供のプラットフォームにすることで、 これまでの医療機関と患者の間の情報格差を埋め、より適切な予防や治療アクセスができるようにすることが考えられます。

一般的に考えると病気にならなければ、治療費はかかりません。
ですが、自覚症状がなく進行する病気もあり、放置し続けたことで発症してしまう可能性もあります。

重症化する前に早期発見することで、健康寿命の延伸や医療費の削減もできてくるのです。

生活習慣病のリスク軽減

糖尿病や高血圧症など、国民病とも言われている生活習慣病は、食事、運動、睡眠、ストレス、性格、遺伝など様々な原因があります。 新型コロナウイルスの影響もあり、生活スタイルが変わり、外出する機会も減って家で過ごす時間が増えたことによって、発症するリスクも増加しております。

生活習慣病は病院だけでは解決できなく、ご自身の生活を見直して改善する必要があります。 しかし、改善したとしても実際どれだけ変化しているのかが分からなかったり、自覚症状がないからといって放置してしまい病気を発症してしまう場合もあります。

ですが、デジタル化が進んでいる現代はスマートウォッチなど身の回りのモノのIoT化※1が進み、睡眠や運動、心拍数など、その人の健康データを集めることができる時代となっています。
蓄積された健康データは、病院の検査データなどにかけ合わせれば、早期の段階で病気の兆候を発見できるようになる可能性があります



※1 モノがインターネットに接続されることで通信機能をもち、相互作用可能な状態であること

生活者の行動

デジタル化が急速に進み、ヘルスケアアプリなどを利用した人は多いのではないでしょうか。
特に高齢者やスマートフォンなどの操作に慣れていない方は、インターネット上での作業に時間がかかってしまいストレスを感じる時があったかと思います。

今後も医療分野だけではありませんが、デジタル化は進行していき、生活者の医療におけるアプリやインターネットなどを使用する場面や頻度が増えていきます。

そのためにも、今のうちからネットワーク上でのヘルスケアの利用に慣れていくことで、生活の変化にも対応しやすく、うまく使いこなせることができるはずです。

また、一度はインターネットで医療や健康情報などを調べた方はいるかと思いますが、
正しい情報をとり入れなければ誤った情報を信用して、症状を放置してしまうかもしれません。
以下の記事では、正しい情報の見極め方について触れておりますので、ぜひご活用ください。

信用できる健康情報とは? ヘルスリテラシーを身につけて見極めよう!

新型コロナウイルスの影響もあり、近年ではインターネットやSNSで多くの健康情報を目にした方は多くないでしょうか。 しかし、ネット上には数多くの情報があり、この中からどれが正しいのか混乱してしまう場合もあるかと思います。 今回はネット上で検索した情報の活用方法や信用できる情報の見極め方についても解説していきます。

デジタルヘルスケアの未来

必要なときにいつでも検査や治療を受けられる仕組みや、迅速にデータを収集・解析・利用することの重要性が改めて認識されると共に、デジタル技術を活用した新しい医療・ヘルスケアサービスは今後も拡大していきます。

今後は世の中によりデジタルヘルスケアが浸透することによって、病気の発症と重篤化の防止、効果的で効率的な診断・治療、適切できめ細かなフォローなど、 人々の生活の質の向上や医療費が抑制され私たちのライフスタイルを大きく変えてくれるはずです。

そして医療の役割は、治療的価値から将来の予防価値へと性質が変化していくことになるでしょう。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

スマート脳ドック

気になる方は、即日予約・受診可能です。
30分での脳ドック検査「スマート脳ドック」

まずは空き枠を確認してみる

こちらの記事もおすすめ

🚑さまざまな検査の中身を詳しくまとめています🚑

知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?

脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート

PET検査とは? CT検査とは何が違うの? 検査後に注意することとは?

📚 知識を増やすことも未病対策のひとつです 📚

こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類

市販の咳止め薬は使ってもいいの? 咳の種類によって使い分けたい医薬品

痛風はどんな痛み? 高尿酸血症の3つのタイプについても紹介!

🥗 食事・運動・睡眠を整えるための情報が満載🥗

話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!

生あくびが病気のサインであることも? 眠くもないのに頻繁に出るあくびに注意!

内臓脂肪を落とすにはどうする? 超悪玉コレステロールが動脈硬化を起こす仕組みも解説

🧑‍⚕️ インタビューなど耳寄りな情報を掲載! 🧑‍⚕️

健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー

脳ドックを導入するタクシー会社が増加中! 葵交通株式会社さまインタビュー

中小企業の経営者が恐れている病気は? 脳ドックを受けたことがある人はどのくらい?

記事を探す