血液検査でわかる病気は? 知識が増えれば病気の予防にも役立ちます!
多くの方が経験したことのある尿検査や便検査などを「一般検査」、さまざまな方法によって、血液から異常がないか調べるものを「血液検査」と呼びます。一般検査や血液検査から分かることは非常に多いです。この記事では、主に血液検査で調べる項目と分かる病気などをまとめています。2023/01/20 ( 公開日 : 2021/11/15 )
人間ドックとは? 検査内容、発見できる病気、費用の目安と時間などを解説
人間ドックとは?
人間ドックは体の総合的な精密検査のことです。人間ドックを受けることで、自覚症状がない病気や将来的に引き起こす可能性がある病気、臓器の異常などを早期に発見することができます。
一般的な健康診断よりも検査項目が多く、女性特有の病気の検査に特化したものなどさまざまなコースが設けられています。
人間ドックが必要な理由
一般的な健康診断の検査項目は10~15項目であるのに対して、人間ドックの検査項目は50~100項目に及びます。体の状態をより詳しく検査できるため、健康診断だけではわからない病気を発見することが可能です。
健康診断とは異なり、医療機関によっては医師との面談によって検査結果の説明を受けられるため、健康に関する相談を行えたり、今後のアドバイスを受けたりもできます。
人間ドックを受けた方が良い人
人間ドックは、健康診断で行う検査はほとんど含まれており、さらに多くの検査が可能です。検査したい臓器などに特化した検査プランが用意されている場合があります。
多くの病気は加齢によってリスクが高まり、40歳を超えると発症リスクが急激に高まるため、1年に1回人間ドックを受けるのがおすすめです。
40歳未満の人であっても、積極的に受けることで自身の健康を守ることにつながります。
人間ドックの検査内容
これからご紹介する検査は、人間ドックの一般的な検査項目になります。これらに加えて人間ドックではオプションを追加することができて、さらに検査項目を増やせます。まずは一般的な検査項目に関して把握しておきましょう。
身体計測
一般的な健康診断と同じように身長や体重、BMIなどを計測します。身長や体重から肥満度を測定し、メタボリックシンドロームであるかの指標の一つにします。肥満は、さまざまな病気に繋がるため、注意が必要です。
呼吸機能検査
呼吸機能検査は、大きく息を吸ったり吐いたりして肺の機能を評価する検査です。
年齢、性別、身長から算出された「予測肺活量」に対して、現在の肺活量が何%か調べます。
明らかに低い場合などは、呼吸器疾患が疑われますので速やかに詳しい検査を行うことをおすすめします。
胸部X線検査
一方向から胸部全体にX線(放射線)を照射して、胸部にある臓器を検査する方法です。
検査一回あたりの被ばく量は極めて低いですが、胎児は感受性が高いので、妊娠中や妊娠の可能性がある場合は事前に申告しましょう。
この検査によって肺炎、肺結核、ある程度の大きさの肺腫瘍、心肥大などの病気がわかります。
上部消化管X線検査
バリウムを飲んで食道、胃、十二指腸までをX線を放射し、画像化して行う検査です。
検査当日は胃を空にしておく必要があるため、検査前の食事は控えます。
この検査によって胃、十二指腸のポリープ、潰瘍やがんなどを発見することが可能です。
ただしここで異常があれば上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行うこととなりますので、この検査を行わず初めから上部消化管内視鏡検査を受けることをおすすめいたします。
腹部超音波検査
腹部表面から超音波を当てて、内臓から返ってきた超音波を画像処理する検査です。
画質を高めるために装置を当てる部分にゼリーを塗布します。
この検査によって肝臓、すい臓、腎臓の腫瘍の有無がわかります。
血液検査
血液検査によって貧血、各臓器(肝臓や腎臓など)の異常、高脂血症、糖尿病などがわかります。
中性脂肪値や血糖値などは空腹時でなければ正しく測定できないため、受診する際は注意事項を守りましょう。
血液検査は多くの情報を得られるため、自身でどんなことが分かるのか事前に知っておくと、より自身の体を把握することができます。
内科検診
内科検診は視診、触診、聴診にて体の外から異常を発見するものです。
内科検診には、心電図も含まれており、心臓の異常も発見できます。また、呼吸器系や循環器系などあらゆる病気を見つける指標になります。
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