「CT検査で何がわかる?」部位別に見つかる病気や検査の流れを解説
「人間ドックのCT検査って受けた方が良いの?」「そもそもCT検査って何?」。<br/><br/> このように悩んだり、疑問に感じたりする方も多いのではないでしょうか。CT検査は、身体の断面を画像で詳しく確認できる医療技術で、病気の早期発見にもつながる重要な検査です。<br/><br/> 本記事は「CT検査でわかること」や「CT検査の流れと必要な準備」などについて解説します。CT検査受診の判断材料として活用できる内容になっていますので、CT検査に対して疑問がある方はぜひ最後までご覧ください。胸部CT検査(肺がん・肺CT)ではなにがわかる? 検査方法、受診費用などについて
肺CT検査の内容は?

肺CT検査では肺の状態をくわしく見ることができます。
健康診断で多くの方が経験のある胸部X線レントゲン検査は1枚の写真です。
これと比較して肺CT検査は、肺を1〜5ミリ幅で切った数百枚の断面図で確認します。
画像はCT装置からのX線の照射と数値計測によって作成されます。
ちなみにCTとはコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)のことです。
◇検査の流れ◇
1.オンライン・電話などで受診予約の申し込み。(申し込み時に事前に問診票を記載することもある。)
2.予約した日時に来院して受付。
3.X線CT装置で行われる画像作成の障害になるものは外す。(検査着に着替えることもあるが、私服で受診できることもある。)
4.当日に検査結果が出る場合には、画像を見ながら医師の診断を受ける。
基本的に検査で撮影・測定したものは、後日レポートとして受け取ることができます。
医師の所見で早急に対処する必要がある問題が見つかった場合は、早期に処置が始まります。
CT検査については、こちらの記事もご覧ください。
CT検査の方法
寝台のうえに仰向けになって寝ます。
アナウンスに合わせて息を吸い、肺を膨らましている状態で撮影を行います。
造影剤を使ったCT検査
画像での診断をわかりやすくするために、造影剤(静脈注射によって投与されることが多い)が使われることもあります。
臓器や血管に白黒のコントラストができるため、画像を確認する医師の目からは病変がよりみえやすくなります。
肺CT検査でわかる病気・疾患

CT検査では以下の病変をみつけることができます。
- 肺がん
- 肺結核
- 肺気腫
- 気胸
- 肺炎
- アスベスト肺 など
『CT肺・心血管ドック』では、肺の疾患だけではなく、心臓や血管の疾患も検知することができます。
「狭心症」「心筋梗塞」のリスクがないかも合わせてチェックしたい方におすすめです。
肺CT検査はどんな人が受診すべき?

とくに肺CT検査の受診をおすすめしたいのは、以下のような方です。
◇肺CT検査をおすすめする人のプロフィール◇
・喫煙期間が長い方
・家系に肺がんになった方がいる
・受動喫煙の環境にいる
(副流煙はニコチン、タール、一酸化炭素が主流煙よりも多い)
喫煙歴がない方も注意が必要です
肺がんの原因としてはたばこが最初に上がりますが、肺がんには種類があり、喫煙と深い関わりがあるタイプのものもあれば、それほど関係ないがんもあります。
代表例で言うと「肺腺がん」などが挙げられるでしょう。
肺線がんは肺の中の、肺胞と呼ばれる気管支の末端にできるがんです。
このがんは肺の奥深くで進行するため、咳や痰などの自覚できる症状として見えてこず、気づいたときにはかなり進行しているといった類の肺がんです。
がん転移によって、頭の痛み、腰の痛み、背中の痛みなど、予期せぬ場所の痛みの原因となることも。
肺CT検査にかかる費用と時間

肺CT検査は、造影剤を使わない「単純CT検査」と造影剤を使った「造影CT検査」に分けられます。
それぞれの検査の費用と時間は以下のようになります。
| 検査名 | 時間 | 費用 |
| 単純CT検査 | 5~10分 | 約12,000~27,000円 |
| 造影CT検査 | 15~30分 | 約27,000~36,000円 |
肺CT検査を受ける際の注意点
CT検査が受診できない方
X線を照射して撮影を行うため、妊婦の方や妊娠している可能性がある方は受診することはできません。
また体内に精密機器(心臓のペースメーカーなど)がある場合も、基本的には受診できません。
対象となる方は診療をされる施設にお問い合わせください。
被ばくとの関係
X線を用いるCT検査に抵抗がある方もいるかもしれませんが、CT検査で用いるX線は身体に影響がないレベルとされています。
X線によって健康に悪影響があるのは「年間100mSv以上」の被ばく線量であるのに対し、現代ではほとんどの装置で1回あたりの被ばく線量は「5mSv以下」です。
まとめ|肺がん対策としてのCT検査

このように肺CT検査では、肺に異常があるかを高い精度で調べることができます。
肺がんは症状として自覚できないことも多い危険な病気です。
転移しやすいことでも知られているため、まだがんの初期のステージで見つけることが大切になります。
40代になったら、肺CT検査の受診を数年ごとに行うことをおすすめいたします。
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。