2022/11/17 ( 公開日 : 2022/11/15 )
腫瘍マーカー検査とは? 検査方法、特徴、注意点などについて解説!
検査の目的
腫瘍とは、体内で細胞が一部増殖してしこりのようになったものです。
良性と悪性に分けられますが、がんは「悪性腫瘍」と呼ばれるように、この分類で悪性のものです。
体内に腫瘍ができると、がんの種類によって特徴的な物質が作られて、血液や尿の中に現れます。
この現れた物質を、腫瘍マーカー(tumor marker)といい、この濃度を測定することで、がんがあるかどうか、またあれば人体のどこにあるかを推測することができます。
採血や採尿だけで行える検査であるため、体への負担はほとんどありません。
注意点としては、腫瘍マーカー検査の値だけでは確定できないということがあります。
画像検査などの検査も合わせて行われ、総合的な評価によって確定診断はなされます。
検査の方法
腫瘍マーカー検査は血液や尿などの体液成分を測定して行なう検査です。
分析装置によって、腫瘍マーカーの値を調べます。
検査の特徴
がんの細胞が大きければ、腫瘍マーカーの値もそれに応じて高くなります。
しかしもし腫瘍マーカーの結果で高い数値が出たとしても、がんであるとすぐに判断できるわけではありません。
腫瘍マーカーは、良性腫瘍、肝障害、腎障害、過度な飲酒喫煙による生活習慣の乱れ、常用している薬、がん以外のほかの病気などによっても高くなるためです。
また、がんがあったとしても、反対に値が高くならないこともあります。
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
ご意見はこちら
メディカルチェックスタジオでは
すい菅と胆管を検査できます。
24年間の病院勤務ののち、スマート脳ドック立ち上げのためにスマートスキャンに参画。医療データ読影部兼、メディカルチェックスタジオ新宿・銀座にて技師として勤務中。
「受診者さま目線を大切にして、日々の業務に努めて参ります。」
こちらの記事もおすすめ
知っておきたい脳ドックの補助金・助成金制度 思っていたよりずっと安く受診できるってほんと?
脳ドック受けてみた! 各種メディアさま スマート脳ドック | 体験レポート
脂肪肝はどうやって治せばいいの? 血液検査だと発見できない場合もあるってほんと!?
こわい/こわくない頭痛とは? 脳梗塞は頭痛を感じないってほんと? 知っておきたい頭痛の分類
痛風はどんな痛み? 高尿酸血症の3つのタイプについても紹介!
急性虫垂炎(盲腸)とは? 痛みをがまんしないで夜間や休日でも病院へ行きましょう
話題のオートミールは健康にいいの? 栄養素や種類についても解説!
糖質制限でなぜ痩せる? 血糖値を抑えられる高タンパク&低糖質の食材についてもご紹介!
健康寿命を縮める要因は? 未病ケアが将来の医療費を減らすことにつながる!
健康面でのリスク管理はできていますか? 知久先生にインタビュー
高齢ドライバーによる事故が増加傾向! 脳卒中の予防には脳ドックがおすすめ
ドライバーの健康管理に脳ドックを導入 WILLER EXPRESS株式会社さま