2022/05/17 ( 公開日 : 2022/02/03 )
だるい、眠い、やる気がでない?! 更年期障害の症状や発現因子について解説
もしかして更年期障害?
- やる気が出ない
- 憂鬱な気分になる
- 暑くないのに汗が出る
- すぐにイライラする など
40代になると、このような症状が体に現れる方もいるかもしれません。
更年期は、思春期や成熟期と同じように、人生で通り抜けるひとつの時期です。
この時期はホルモンバランスが崩れることで、体に症状が起こる方がいます。
更年期は男女ともにありますが、とくに女性の方がホルモンバランスが急激に変化するため、まだ更年期を迎える前から意識されている方が多いのではないでしょうか。
いつから始まってどのくらい続くの?
女性の場合
女性の場合は閉経になるのが50歳ごろといわれています。
閉経期の前後10年で、卵巣ホルモンである「エストロゲン」の分泌が急激に減少しますが、この影響が体に症状となって現れるのです。
女性の場合なら45~55歳くらいまでが、更年期障害が続くだいたいの時期であると認識しておきましょう。
ただ閉経の年齢は個人差があるため、人によっては平均よりも若い時期に症状が出る方もいますし、またもっと年齢を重ねてから症状が出る方もいます。
あくまでも目安として考えましょう。
男性の場合
男性の場合は、30歳以降に男性ホルモンのひとつである「テストステロン」の分泌が次第に減っていき、40代後半くらいで症状が現れる方がいます。
ただ男性の更年期障害は、女性よりさらに発症時期にばらつきがあります。30代で症状が出る人もいれば、70代で症状が出る人もいるといった具合。
男性は女性よりもホルモンの減少は緩やかであるため、他の加齢減少と一緒になって、更年期障害だと意識しない方も多いです。
更年期障害の症状
更年期によくある症状は、おもに自律神経の失調が関係しています。
自律神経失調症とは?
自律神経失調症は、ストレスによって自律神経が正常に機能しないことで起こる症状のことです。
自律神経は体を動かすときに働く「交感神経」と、体を休ませるときに働く「副交感神経」とがありますが、ホルモンバランスが崩れることで、この両方の自律神経が狂ってしまい、体にさまざまな症状が起こります。
全身的な症状
・だるい
・不眠
・疲れが取れない
・肩こり など
器官的な症状
・顔のほてりや、のぼせ
・異常な発汗
・めまい
・動悸
・耳鳴り
・喉の乾き
・排尿異常 など
精神神経症状
・倦怠感
・鬱(うつ)
・不眠
・イライラ
・無気力 など
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