2022/04/20 ( 公開日 : 2022/01/14 )

がんは遺伝する? 遺伝しやすいがんの種類や予防方法について解説

症状
がん 遺伝
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がんは決して珍しい病気ではありません。生涯のうち、何かしらのがんに罹患する確率は男性で63.3%、女性で48.4%だと言われています。約2人に1人ががんになる時代なのです。がんの中でも、一部は親から子へと遺伝することがわかっています。では、具体的にどのようながんが遺伝しやすいのでしょうか。
目次

がんは遺伝する?

一部のがんは、遺伝する可能性があることがわかっています。多くのがんは、遺伝子が後天的に異常をきたすものです。
そのため、基本的に次の世代へと遺伝することはありません。しかし、生まれながらにがんの遺伝子変異をもっている場合は、遺伝する可能性があります

人間の染色体は、半分は父親から、残り半分は母親から引き継ぎます。片方の親から遺伝子を引き継いでもすぐに発症するわけではありませんが、遺伝子変異が起こることで遺伝子が正常に機能しなくなり、がんになる確率が高くなるのです。

遺伝性腫瘍とは?

遺伝性腫瘍とは、遺伝が原因で発症するがんのことです。両親のどちらか、または両方の遺伝子が原因で発症します。人間にはがん抑制遺伝子といって細胞ががん化するのを防ぐ遺伝子があることが特徴です。

がん遺伝子やがん抑制遺伝子は、どちらも遺伝が関係しています。
このような話をすると「両親ががんだから自分もなるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。

しかし、血縁者にがん患者がいるからといって必ずがんになるとは限りません。環境的な要因が主にがんの発症には関係しており、遺伝性腫瘍を認めるのは5~10%程度だと言われています。(*1)

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監修医 伊藤 晴紀 (いとう・はるき)
元メディカルチェックスタジオ医師・医学博士

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患者様が健康で長生きできるよう、診断・治療だけでなく、最新の医療知識を織り交ぜながら診察しております。

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