2023/11/15 ( 公開日 : 2022/11/25 )

秋から冬に注意! 日照時間の変化が季節性うつ病を引き起こす?!

生活習慣
ストレス 予防
この記事は約4分で読めます

予防方法

太陽の光を浴びる
・・・光の時間だけでなく量も大切です。日があるうちに家の周りを一周する散歩、曇り空でも日光は体に取り込まれています。

バランスのいい食事
・・・トリプトファンを多く含む、バナナ、青魚、大豆など。

セロトニンの増加
・・・規則正しい生活をしたり、光を浴びたり、ジョギングなどの運動で増加すると言われています。また最近では、涙を流すことでセロトニンが増えるとも言われています。

周りの環境を整える
・・・自分ひとりで抱え込んでしまうと、症状は悪化するいっぽうです。 周りに何でも話せる友人や家族とコミュニケーションをとって、辛い気持ちを抱えこまないようにすることが大切です。

治療法

日頃から意識的に太陽光を浴びることは有効と考えられています。
しかし実際、冬になかなか太陽光を浴びることが難しいので、人工的な光(ライト)を浴びる治療として高照度光療法や薬物療法という治療が行われています。

高照度光療法
人工的な光(ライト)を浴びる治療で、病院またはご自宅で、毎日1〜2時間程度、2500〜10000ルクスの光を浴びるという方法で行われます。

薬物療法
症状が重い場合は、セロトニンの働きを強める効果が期待されるSSRI(副作用の少ない)という種類の抗うつ薬が主に使われています。 季節性うつ病の場合、秋に抗うつ薬を飲み始め、春になったらやめるのが一般的です。

周りの人の協力が重要

季節性うつ病は、秋から冬に起こりやすいですが、暑い時期の夏にも発症しやすく、どの季節にも注意が必要です。 また、自分でうつ症状が季節性かどうか判断するのは難しいです。
今回ご紹介した症状が当てはまる場合は、専門の医療機関に相談することをおすすめします。

ご自身のお友達や職場の方で、もしかしたらうつ病かもと感じることがあったら、優しく声をかけてあげて、とにかく話を聞き共感をすることが大切です。
病気だと決めつけるような発言や責めたりするような言い方は決してしないようにしましょう。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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