2023/11/07 ( 公開日 : 2021/11/09 )
脳卒中のリスクが低下する食べ物とは? 普段の食生活を見直して健康管理をしよう!
脳卒中の主な原因は高血圧
脳卒中を起こすもっとも大きな危険因子が高血圧です。ほかに脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病も知られており、普段の食生活が大きく関わっている疾患です。
そのため、バランスの悪い食事や運動不足、飲酒や喫煙などがきっかけとなって起こります。また、生活習慣の乱れが内臓脂肪を増やしたり血液がドロドロになったりするため、動脈硬化を起こしやすくなることも特徴です。
動脈硬化になると血管が詰まりやすくなるため、脳卒中を起こしやすくなります。
脳卒中を予防するための食事のポイント
脳卒中は食生活との関係が深い疾患です。
そのため、予防するためには普段から食事に気をつけておく必要があります。
では、具体的にどのように気をつけたらよいのでしょうか。
脳卒中の予防と聞くと「大変そうだ」というイメージをもたれるかもしれません。しかし、決して難しいものではないので安心してください。
ちょっとしたことで脳卒中の予防につなげることができます。
まずは食事をするときに気をつけたい、ポイントを見ていきましょう。
主食・主菜・副菜・汁物を揃えて食べる
基本は1日に3食です。朝はあまり食欲がわかないという方は、果物だけでも構いません。
主食と主菜、副菜、汁物を合わせた一汁三菜を心がけて食事をしましょう。
一汁三菜とは、おかずと汁物に3つのおかずを足したものです。肥満大国といわれるアメリカでも、一汁三菜がバランスのよい食事の代表例として大きく注目されています。
16時間ファスティング(断食)も有効
最近は、一日2食だけにして、16時間何も食べない時間を作るファスティングも話題です。
- 胃腸が休まることで調子が復活
- 内臓脂肪が燃焼
- オートファジーで体の細胞が生まれ変わる
この記事の中では詳しくは説明しませんが、空腹の時間を作ることが体にとっていいことが次第に明らかになってきています。
食事を抜くことに苦手意識がない方は、無理がない程度で試しに実践してみてもいいかもしれません。
塩分を控えめにする
塩分の摂りすぎは血圧を上げる大きな原因です。高血圧を予防するためには1日の塩分摂取量を6g未満に抑えることが推奨されています。
しかし、日本人の平均摂取量は11~12gです。ほとんどの方が塩分摂取量を普段の半分ほどにまで減らす必要があります。
塩分はみそやしょうゆ、ソースなどの調味料のほか、加工食品に多く含まれていることが特徴です。みそ汁と漬物を1日に1回程度に抑え、醤油の代わりにポン酢や香辛料をうまく使って調理してみてください。
また肥満も高血圧の原因となるため、お腹いっぱいに食べず腹八分目にとどめておくことも大切です。
動物性脂肪の過剰摂取に注意
脂肪を摂る割合が増えると、動脈硬化を起こしやすくなることがわかっています。
とくに動物性の脂肪に多く含まれているコレステロールは、動脈硬化を進める原因です。成人では脂肪から摂るエネルギーの割合は20~25%が適正だと言われています。
摂取率が上がると動脈硬化だけでなく乳がんや大腸がんによる死亡率も上がるとされているため、できるだけ油っぽい食事は避けるようにしましょう。
魚に含まれている不飽和脂肪酸は肉に多い飽和脂肪酸と比べてコレステロール値を減らす効果があるため、肉ではなく魚を摂るように心がけることも大切です。
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