日中の眠気がつらい! 自分では気づかない睡眠中のいびきが原因かも? 睡眠時無呼吸症候群について解説!
「いびきがうるさい」「呼吸が止まってた」などと、誰かから指摘されたことはありますか? いびきをかいている方の中には、睡眠中に無呼吸状態に陥っている方が多くおられます。これは睡眠時無呼吸症候群(SAS)と呼ばれ、体に蓄積的なダメージを与えるものです。この記事の中では、慢性的ないびきが持つ危険性について、詳しくご説明いたします。2023/12/12 ( 公開日 : 2023/02/22 )
体調不良で事故を起こす人の特徴とは? 運転者の健康管理が大切!
傾向[3]:寝ても疲れが取れない人
睡眠の質が良くないと生活習慣病にかかるリスクが高まり、健康状態を悪化させてしまいます。
居眠りで交通事故を引き起こしてしまう原因のひとつとして「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」があります。
SASとは、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)または呼吸が弱くなった状態(低呼吸)が断続的に繰り返されてしまっている状態で、 眠っている本人は気付いていなくても、体の酸素が減っていっていき、酸素不足を補おうと脳や体に大きな負担がかかっています。
そうすると睡眠時だけでなく、日中の活動にも影響を及ぼし運転時にも眠気が生じてしまいます。 アメリカの調査によるとSAS患者さんは健常者よりも交通事故率が高いとも言われております。
▽「睡眠時無呼吸症候群」について気になる方はこちらもチェック
病気になったら運転は再開できるの?
特定の病気などによって運転を中止している人が、運転を再開したい場合は、「医師の判断」と「都道府県公安委員会(免許センター)」の許可が必要になります。
免許の更新も同様で健康状態の正確な報告が義務となっております。
脳梗塞をはじめとした脳血管疾患を発症したことのある方は、車の運転により事故などを起こすリスクは健常者よりも高いとされています。
まず主治医に「運転を再開してもよいか」相談をして安全に運転が再開できるように進めていきましょう。
道路交通法において、脳血管障害は一定の病気等に該当します。脳血管障害により自動車の安全な運転に支障を生じる状態で自動車を運転して交通事故を起こすと、 自動車運転死傷行為処罰法で罰せられます。
また、脳血管障害の発症後に運転再開をする場合、事前に免許センター(公安委員会)の運転適性相談を受けることが推奨されています。
道路交通法における「運転免許の取り消し・停止の対象となる一定の病気等」の条件に該当しないことも前提となります。
事故を起こしてからでは遅い!
では、こういった病気や体調不良が原因とした交通事故を起こさないために私たちができることは何があるのでしょうか。 まず大切なのは、未病のうちからご自身の健康管理をすることです。
中には、「毎年健康診断を受けているから大丈夫」と考えている方もいらっしゃると思いますが、 再検査にならないようにその時だけ健康を意識した行動をとっていたりしませんか?
脳疾患や心臓疾患は、悪い生活習慣から肥満となり、大きな病気へと発展してしまいます。 脳や心臓の病気の早期発見は健康診断だけではわからないこともあるので覚えておきましょう。
また、交通事故は運転手本人だけでなく、他の人を巻き込んでしまった場合、被害者の大切な命や時間を奪うとともにその家族の人生を一瞬で変えてしまいます。
定期的な健康診断で脳や心臓の状態をチェックして、健康起因事故のリスクを下げるためにも自覚症状がないうちから予防していくようにしましょう。
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