超加工食品ってなに? 食品を選ぶ際に気をつけたい5つのポイント
近年、超加工食品が健康に与える悪い影響が、さまざまな研究から明らかになっています。この記事では、私たちが日常的に食べている超加工食品にはどんなものなのか、また論文の中でどんな体への悪影響があると明かされているかについて解説したいと思います。2023/12/08 ( 公開日 : 2023/01/24 )
血圧を下げる食べものは? 健康診断で高血圧を指摘されたら、まず食生活改善!
高血圧はどのくらいの数値?
高血圧とは、慢性的に血圧が基準となる値よりも高い状態になることをいいます。
日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン(2019年度)」によれば、上の血圧(収縮気血圧)が120以下、下の血圧(拡張期血圧)が80以下にならないと正常血圧ではないとされています。
2019年に新基準ができ、高血圧はその重症度によって、I度からIII度までありますが、上の血圧140以上または下の血圧が90以上を慢性的に超えている状態のことをいうことになりました。 (しかしながら、60~70代では血圧は自然と上がってくるため、この数値をムリに達成しようとすることは、逆に健康を損なうリスクがあることもよく話題になっています。)
まだ若い40~50代で血圧が高い場合には、この血圧をなるべく下げるような食生活に変えることは必要といえるでしょう。
食塩を減らしても血圧は下がりにくい?
これまで一般に血圧を上げる要因として、食塩の量が話題になることが多かったですが、じつは食塩の量を減らしすぎることもよくないといわれています。
というのも食塩を抑えた生活をしていると、脳の報酬系は自然と過度に甘いものを求めてしまうからです。
実際に食塩を過度に抑える生活をはじめて、過剰に甘いものを食べることを自分に許す、という経験をした方もいるのではないでしょうか。
塩分を減らすことは血圧を減らす上で非常に大切といわれていますが、その結果ほかの部分に影響が出ると結局のところ血圧は下がらないことになります。
加工食品・超加工食品を食べる量を減らす
時間的・経済的問題から、冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品、調理済み食品、半調理済み食品の利用は増えつづけています。
しかしこうしたものは食品を加工するうえで味や色味の低下を補うために、調味料や食品添加物を使って製品の品質を一定に保っています。
また、加工する段階で、さまざまな栄養素が失われていることも知っておきましょう。
◇加工食品から失われているもの
ビタミン
ミネラル
繊維 など
一般にコンビニエンスストアで売っているカット済みの食品やサラダなども、こうした加工がされているものに含まれ、健康のためと思って食していても実際はあまりいい食品とはいえないところがあります(近年は各社こうした添加物をなくすような方向に動いてはいるようですが…)。
当然ですが、油や砂糖や塩を多く使って作られた超加工食品を多く食べる生活をしていると、体の中で炎症が起こって、血圧はさらに上がってしまいます。
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