「ニュースが疲れる…」共感疲労、HSP、繊細な方にこそおすすめのニュースダイエットとは?

2025/04/29
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ニュースダイエットとは、どのようなものかご存知ですか? 情報化社会でたくさんの情報に一日中晒されている私たちにとって、情報やニュースとの関係の見直しが必要かもしれません。この記事では、いま注目されているニュースダイエットについて解説いたします。
目次

ストレスが体に与える悪影響

現代はストレス社会といわれますが、ストレスが体に対して影響を与え、実際に病気になってしまうこともあります。
メカニズムとしては、メンタルヘルスの不調がホルモンの分泌を乱してしまい、私たちの生活の基盤となる睡眠・食事・運動に大きな影響を及ぼすためです。

例えばストレスホルモンのコルチゾールが多く分泌されると、脂肪細胞にある受容体がこのホルモンから刺激を受けて、脂肪を溜め込もうとします。
食べている量が同じだとしても、コルチゾールをより多く分泌している方は、それが脂肪に変わってしまいやすいのです。

また、コルチゾールは免疫機能を低下させることもよく知られています。
コルチゾールは白血球の活動を抑制する作用があり、つねにストレスを抱えている方はがんになるリスクが高くなるともいわれています。

そして免疫機能が弱くなるということは、もちろん風邪などの病気にも罹りやすくなりますし、回復も遅くなります。
アレルギー疾患が強く出ているという方は、もしかするとストレスによって免疫機能が弱まっていることが原因なのかもしれません。

身近に溢れるストレスの種

家庭内や職場での人間関係は、自分自身の手ではどうすることもできないこともあるかと思います。
しかし近年は私たちにストレスを与えているものとして、しばしばニュースの存在が話題となることがあります。

物心がついたときにはテレビが家にあった私たちにとって、ニュースとはごく日常的なものでした。
しかし現代はスマートフォンなどのデバイスを四六時中持ち歩いているため、こまめにニュースを入手する機会が増えすぎ、人目を引くために過激になりがちなニュースを私たちが見聞きすることが増えています。

こうしたものに触れている時間が長くなると、次第に不要なストレスが溜まっていきます
自分とは全く関係がないニュースに対して、自分の意見を書き込むなどして、姿の見えないひとと言い争う経験をしたことがあるひともいるのではないでしょうか。

ニュースメディアが多くなりすぎ、SNSなどでも頻繁にニュースが流れる時代だからこそ、一度見聞きするニュースの量について考えてみる必要があるのかもしれません。

ニュースダイエットとは?

近年、各種メディアから意識して距離を取るように、生活習慣を変えるひとが増えてきました。
取得する量が増えている情報をダイエットするには、テレビやSNSやニュースアプリを適切に生活から切り離すことが有用です。

今日からできるニュースダイエット

  • テレビをつけない(一時的に配線を外す、もしくは住居からなくす)
  • 新聞をやめる、電子版などもみない
  • スマホのニュースアプリを減らす
  • ニュースをお知らせしてくるスマホのデフォルト設定を消す
  • トップページにニュースがあるホームページにアクセスしない
  • TwitterやFacebookをみる回数を減らす(一時的にやめてみる)

ニュースをどれだけ減らそうと思っても、世間で大きな騒ぎになるようなものは自然と耳に入ってきます。
会話の中で他人から聞くだけでも、多くのことを知ることができます。
スマホの通知がつねに鳴るようになっていて、いつも世界の最新の動向を追いかけている方も、実験的にニュースダイエットをしてみるのはおすすめです。

注意点としては、すべてのニュースを遮断しようと過度に気を配るのは逆にストレスになってしまうので、ほどほどでもいいかもしれません。
自分の体の状態に耳を済ませてみて、どのくらいの情報量だったら豊かな気持ちになって、余裕のある状態になれるかを調べてみてはいかがでしょうか。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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