2022/11/17 ( 公開日 : 2022/11/04 )
PET検査とは? CT検査とは何が違うの? 検査後に注意することとは?
検査の目的
PET(Positron Emission Tomography:陽電子放出断層撮影)検査は、がんがあるかどうか、がんの広がり具合、ほかの臓器への転移がないか、などを調べることができる検査です。
また治療中の効果を判定する、がんの再発がないかの確認としても行われます。
がん以外にも、アルツハイマー病、てんかん、心筋梗塞などを調べる際にも使われます。
検査の原理
体を構成する細胞は、生きていくためにブドウ糖をエネルギーとして使います。
正常な細胞ならブドウ糖は少しで十分ですが、がん細胞は正常な細胞よりも増殖を多くくりかえしているため、3~8倍ものブドウ糖が必要です。
PET検査では、ブドウ糖に極めて微量の放射線を放出する放射性同位元素をつけた薬剤(18F-FDGといいます)を体内に注射して、PETカメラ(陽電子放出断層撮影装置)をもちいて18F-FDGの全身分布を撮影します。
この18F-FDGが多く集まる部分に、がん細胞があると判断できるわけです。
CT検査との違いは?
CT検査では、検査したい部位に対してX線を浴びせるため、心臓、肺など、調べたい箇所のみを絞って検査を行います。
これに対して、PET検査は全身を一度で調べることができます。
検査のフロー
PET検査では、ブドウ糖の代謝状態を正しく捉える必要があるため、検査前には5〜6時間程度の絶食が必要となります。(水やお茶などは飲むことができます)。
検査のくすり(18F-FDG)は静脈に注射されますが、からだ全体にまわるのを待つために1時間程度安静にして待つ必要があります。
撮影はPET装置のベッドで横になっているだけです。
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所要時間10分、検査は3分の
「胸部CT肺ドック」
24年間の病院勤務ののち、スマート脳ドック立ち上げのためにスマートスキャンに参画。医療データ読影部兼、メディカルチェックスタジオ新宿・銀座にて技師として勤務中。
「受診者さま目線を大切にして、日々の業務に努めて参ります。」
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