胸部CT検査(肺がん・肺CT)ではなにがわかる? 検査方法、受診費用などについて
日本人の死因の中でももっとも多いのが「がん」による死です。2019年の統計では、その中でも肺がんがもっとも割合が多いとされています。肺がんは「この症状がかならず出る」というものはなく、無症状のうちに進行している場合があります。この記事では胸部CT(肺がん・肺CT)検査からわかること、また検査をおすすめする人などをご紹介いたします。2023/01/20 ( 公開日 : 2021/11/12 )
健康診断の前日・当日はどう過ごせばいい? 気をつけるべきことはある?
健康診断とは?
健康診断は、病気の早期発見や生活習慣病予防のために行う検査です。
個人で受けることもできますが、企業や会社では、労働安全衛生法によって従業員に年に1回は受けてもらうことが義務になっています。
その場合、企業や会社側が費用を一部または全額負担することが多いです。
一般健診
健康診断には「一般検診」と「付加検診」があります。
ここでは、一般検診について解説します。一般検診は定期健診とも呼ばれているものです。内容は、診察・検尿・身体測定・視力検査・採血・胸部レントゲンなど10~15項目の基本的な検査になります。
3~4週間後あたりに検査結果が送られてきます。
個人で受ける場合、自治体によって費用の補助を出してくれるところもあるため、受ける前に確認しておきましょう。
付加健診
一般健診の検査項目に追加して、さらに詳しく病気の早期発見や生活習慣病予防目的で行う検査になります。
対象者は、一般健診を受けた方のうち、40歳および50歳の方となります。
40歳および50歳でなくても希望することで受けることも可能です。
内容としては、胃カメラや胸部CT検査、子宮頸がん細胞診などがあります。
一般検診だけでは不安な方は、受けてみることをおすすめします。
乳がん・子宮頸がん検診
乳がん検診の対象者は、40歳以上の女性で2年に1回。受診を希望する方(40歳未満でも希望がある場合は受診可能)。
子宮頸がん検査の対象者は、近年20歳~40歳の間で患者が増加傾向にあるため、20歳以上の女性で2年に1回と推奨されています。
それぞれ行う具体的な検査として、
乳がん検診:乳房X線検査(マンモグラフィー)、乳房超音波検査など
子宮頸がん検診:子宮細胞診(スメア方式)
を行います。
乳房X線検査では、放射線による被ばくがあるため、妊娠中の方は申告するようにしてください。
◇メディカルチェックスタジオでは、心理的に負担がないMRIでのがんドックを受診していただくことが可能です。
子宮/卵巣がんについて詳しくはこちらの記事でも解説しています。
子宮/卵巣のがんは初期症状がない? 若いうちから定期的な検診をすすめる理由
代表的な女性特有のがんとして、子宮(頸部・体部)と卵巣にできるがんがあります。子宮がんや卵巣がんは原因も発症ピークの年代も異なっているのはご存知ですか? 記事の中では、20代の方から60代以上の方まで、知っておいて欲しい女性特有のがんについて詳しくまとめています。肝炎ウイルス検査(任意)
肝炎ウイルスへの感染の有無を調べるための検査です。日本での肝炎はウイルス性のものが多いため、重要な検査になります。
特にC型肝炎ウイルスは、肝硬変・肝がんを進行させるとされ、国の緊急対策として、今まで肝炎検査を受けたことのない方を対象に、希望者本人の申込みで検査を行います。
対象者は
・一般健診を受診する方で、当年度において35歳以上の方
・一般健診を受診された方で、健診結果においてGPTの値が36U/l以上であった方
となります。
※ただし過去に型肝炎ウイルス検査を受けたことがある方は除きます。
健康診断の前日・当日の正しい過ごし方
健康診断は、前日の食事や当日の水分摂取で結果(特に血液検査、食べ物がしっかり消化されていない場合は胃カメラなど)に影響が大きく出るため、健康診断前に渡される書類に記載されている事項を守らなければいけません。
注意や禁止事項だけでなく、推奨されていることもあるため、できるだけ正しい検査結果を得られるようこれからご紹介していきます。
自身の健康を守るためにも、前日・当日の過ごし方として参考にしてください。
健康診断、前日の過ごし方
必須事項
・禁酒、禁煙
・食事は前日の21時までに済ませておく。(病院によって健診10時間前までの場合も)
・脂っこいものや甘いものを多量に摂取しないようにする。
・激しい運動は控える(肝臓に影響を与えて、尿中にたんぱくが出ることもある)
推奨事項
・消化に良いものを食べる
・睡眠をたっぷり取ることが推奨されているが、無理に睡眠時間を長く取ろうとしなくても 良い(普段通りの生活リズムを意識する。ただし、最低でも6時間睡眠推奨)
・肝臓の数値を気にする場合、禁酒は最低でも一カ月前から行う
・持病の薬は服用してもよい
・当日に時間に余裕を持って、健診を受けられるように準備をしておく(リラックスした状態でなければ数値に変化を起こすこともあるため)
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