2023/02/09 ( 公開日 : 2023/02/09 )
健康診断(一般健診)と人間ドックの違いは?
健康診断と人間ドックは何がちがうの?
健康診断
健康診断とは、労働安全衛生法(労働者の安全と衛生について基準を定めた法律)に基づいて一年に一回以上実施することを義務付けられている、毎年行われる定期的な健診です。
企業がその企業で働く労働者の健康状態を把握する目的で行われています。
個人事業主、自営業者、専業主夫・主婦であっても、自治体で実施している健康診断は任意で受けることができます。
健康診断には「一般健康診断」と、40〜74歳の国民健康保険加入者が受けることができる「特定健康診断」などがあります。
健康診断は人間ドックよりは簡易的なもので、費用も安くて済みます。
人間ドック
人間ドックは健康診断と同様に、複数の検査項目からなる検査ですが、法律的にはとくに受けるように規制されるものではありません。
人間ドックはあくまで個人が受けるかどうかを決められるもの、ということになります。
人間ドックは健康診断でも行われる基本的な検査項目のほかに、肺機能検査、胸部CT検査、血液検査(腫瘍マーカーなど)、胃内視鏡検査(胃カメラ)、超音波検査、便潜血検査などさまざまな項目があります。
健康診断と比べると費用は高くなり、健康保険も適用されません。
🗒 メモ
企業が所属する健康保険組合によっては、人間ドックの費用の一部を負担してもらえる場合もあります。
人間ドックと健康診断を比較すると?
人間ドック | 健康診断 | |
---|---|---|
特徴 | 全身を詳しく検査できる | 体の状態を大まかに検査できる |
目的 | 病気の予防や早期発見 | 労働者の健康状態の把握 |
検査項目の数 | 多い(50項目以上) | 少ない(10~15項目) |
費用(目安) | 4~10万円以上 | 1~3万円程度 |
健康保険の適用 | なし | あり |
検査結果の説明 | 医師から直接説明を受けられる | 検査結果の書類の後日送付のみ |
人間ドックと健康診断、検査項目の差はどのくらい?
健康診断の検査項目は10〜15項目ほどで、所属する企業が入っている健保組合によっては、オプション検査がない場合もあります。
人間ドックでは検査項目は50〜100項目と非常に多く、健康診断で行われる検査項目以外にも、前述したように各臓器を詳しく検査できます。
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24年間の病院勤務ののち、スマート脳ドック立ち上げのためにスマートスキャンに参画。医療データ読影部兼、メディカルチェックスタジオ新宿・銀座にて技師として勤務中。
「受診者さま目線を大切にして、日々の業務に努めて参ります。」
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