2023/11/27 ( 公開日 : 2022/04/07 )

フレイル予防には何が効果的? 指わっかテストなどフレイルチェックも収録

生活習慣
予防 健康寿命 未病
この記事は約4分で読めます
フレイルとは、なにかご存知ですか? この記事の中ではフレイルの説明や、どのような原因がフレイルを進行させてしまうのかを説明しています。運動器障害、低栄養状態、うつ、認知症、孤立、孤独など、さまざまな関係する要素を理解しながら、フレイルの予防策についても学びましょう。
目次

フレイルってなに?

フレイルは「Frailty(弱さ、もろさ)」のことで、体が健康な状態から、徐々に弱っていき、介護が必要な状態になってしまうまでの間の状態をあらわすことが多いです。
身体的機能、認知的機能が低下していく状態ですが、治療や予防としてのアクションを行うことで、介護が必要な状態を避けることができます。

フレイルに対しては、その兆候にいち早く気づいて、「栄養」「運動」「人との交流」の3つが生活に入ってくるようにすると、低下した体の機能を回復させることができます。

高齢化が進む日本では、いまこのフレイルに対する取り組みが進んでいます。

フレイルの原因は?

フレイルになってしまう原因は、さまざまなものがあります。
加齢によって身体的に弱くなっていくことや、社会とのつながりが減って閉じこもりになるなど、心と体の両方が相互に関係しあって活力が減っていきます。

フレイルサイクルとは

体が弱まってしまうきっかけには、さまざまなことがあります。
例えば怪我をしてしばらく歩けなくなってしまうと、歩く習慣がなくなってしまい、しばらく時間が経つと再開するのが億劫になるといったものです。

こうした些細な日常の変化からフレイルが始まって、どんどん悪化してしまうことを「フレイルサイクル」と呼びます。

歩かなくなって筋肉量が減ると、その結果として代謝が落ちて、消費エネルギー自体が減り、食べる必要がないので食欲が減り・・・という風に、自分では気づかないうちにフレイルサイクルは進むものです。

この身体的な変化はそれだけで進行していくように見えますが、社会的な側面や精神的な側面も密接に関わってきます。

大きく分類すると「身体の虚弱」「社会性の虚弱」「心・認知の虚弱」の3つに分けられ、これらの兆候が出ていないかを意識して考えることも、非常に大切になります。

とくに社会に参加する機会をなくしてしまったりすると、出かける用事も無くなるため、どこへも行かなくなり、誰とも話さなくなり、心も体もだんだん弱ってしまいます。

すぐできるフレイルチェックの方法

 

指わっかテスト

筋肉量をチェックするなら、指輪っかテストというものがあります。

このテストでは、指で輪っかを作り、利き足ではない方のふくらはぎのいちばん太い部分を測ってみましょう。
もしふくらはぎと指のあいだに隙間がある方は、筋肉量が減少している可能性が高いです。
指が届かない、指先が少し触れるくらいなら問題ないです。

片足立ち

片足立ちで、5秒間立ったままの姿勢を保ってみましょう。

片足立ちがつづけられない、ふらついてしまう方は体幹の筋肉が衰えていると考えられます。
近くに椅子をおいて、転倒しないように気をつけながらやってみましょう。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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