脳ドックとはなにか? 検査の内容、受診をおすすめする方、費用や注意点について解説
脳疾患は仕事やプライベートに大きな影響を与えます。脳梗塞や脳出血を発症すると、もとの生活には戻れない方も多いです。脳ドックは未病段階の状態を把握することができ、早期発見、早期治療のために有用な検査です。この記事では脳ドックの検査内容や、見つけることができる疾患、特に受診をおすすめする方について説明いたします。2023/05/25 ( 公開日 : 2023/05/25 )
脳梗塞でよくおきる3つの症状

脳梗塞でよくおきる3つの症状
脳梗塞は発症した場合には、おもに下記3つの症状が突然現れます。
- 体の片側がうまく動かない
- 思うように話せない
- 見え方がおかしい
もしこれらの症状がひとつでも現れたら、とても危険な状態です。
1:体の片側がうまく動かない

腕、脚、顔の片側にだけ麻痺が起こります。
もし腕に麻痺が出ていると感じた場合は、手のひらを上に向けて両腕をまえに伸ばすことで、脳梗塞による症状かどうかをすばやくチェックすることができます。
麻痺が出ている腕は力が入らないため、手のひらが内側に向いて腕が自然と下がってきます。
脚に麻痺が出ている場合は麻痺のある側の脚に力が入らず、体が傾いてしまってうまく歩くことができません。
顔に麻痺が出た場合は、症状が出ている本人はほとんど気づくことができません。
いつも顔を合わせている家族などが見れば顔が違ってみえますので、周囲の方が気づいてあげることが非常に重要です。
2:思うように話せない

ろれつが回らないケースもあります。
「今日はいい天気です」「わたしの名前は〇〇です」など、短い文章をくり返して発音してみます。
いいにくかったり、途中の言葉や語尾がすっぽり抜けたりするはずです。
また思うように言葉が出てこない、いってることがなぜか理解できないなどの「失語症」も起こる場合があります。
たとえば、「コップ」などを指さして「これはなんですか?」と質問されたとき、「コップです」と答えられないことがあります。
3:見え方がおかしい

両目で見ても左右どちらかの目だけで見ても、同じ側の視野の半分が欠けてしまいます。
目の病気と勘違いして眼科を受診してしまう方もおられますが、これは脳梗塞の症状なので注意が必要です。
脳梗塞は発症する前の予防が肝心

脳梗塞は一度発症してしまうと、時間との戦いという側面もあり、多くの方がからだに障害を残してしまいます。
血液を大量に必要とする脳という臓器を守るには、そのリスクを知っておくことが非常に重要です。
気になる方はぜひ、脳ドックについて調べてみてはいかがでしょうか。

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