2023/11/02 ( 公開日 : 2022/12/01 )

50代の脳卒中は40代の2倍!? 健康を気にする方に伝えたいこと!

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予防 健康寿命 未病
この記事は約4分で読めます
人生100年時代では、50代はまだちょうど中間点です。もしかしたらわたしたちが考えている以上に、人生は長いのかもしれません。そんな長い人生の中では、脳疾患や心疾患に対して予防を行うことが重要となります。これから予防を始めようという方、ますます予防意識を高めたい方に、今回の記事はぜひ読んでいただきたい内容です。
目次

50代の方にぜひ伝えたい3つのポイント

人生100年時代の中間点である50代

医療が大きく進化して、寿命がどんどん延びている現代。
人生100年時代といわれている通り、多くの方が想定しているよりも長く生きる時代になってきました。
しかし実際には、40代・50代で不健康な生活をそのままにしてしまい、体に対して不可逆な変化を加える重大疾患を発症してしまう方も非常に多いです。

人生は自分が想定しているより長いのかもしれません。
そしてその長い時間を豊かに過ごすには、体に対してこれまで以上に意識的になって、日頃の生活習慣を整えていく必要があります。

現代はあらゆる時代の中でも、もっとも自分の体についてデータを得たり、状態を把握することができる機会が与えられています。

50代の肥満率

50代の肥満率に関しては、男性が39.2%で、女性が20.7%となっています(*1)。

男性はあらゆる世代の中でも、40代・50代がもっとも肥満になっている方が多いです。
仕事のストレスや、時間が取れないことでの運動不足や睡眠不足なども関わっているのではないでしょうか。

女性は男性よりは肥満になっている方の割合こそ少ないですが、それでも全体の5人に1人が肥満になっています。
女性は60代でもっとも多くの方が肥満になるため、50代のうちに生活習慣を改善させておくことが大切です。

また生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている方は、女性では50代が最多になっています。

飲酒は肥満、高血圧、高血糖にも大きく関係します。
週に飲む日の上限を決めるなどしてみると、飲酒量を抑えることができるかもしれません。

50代の隠れ肥満率

体格指数と呼ばれるBMIがもし「標準」(18.5以上25未満は「標準」に分類される)であっても、筋肉や骨にくらべて内臓脂肪が多い状態を、隠れ肥満といいます。

メディカルチェックスタジオで2022年度にCT体脂肪検査を受けた50代の方の、約20%が隠れ肥満に該当します。
一見痩せているように見えるため、体脂肪検査を受けないと自分も周囲もわからない隠れ肥満は、病気リスクの増大につながるため、注意が必要となります。

50代の脳疾患件数

2017年度の厚生労働省の統計によれば、国内での脳血管疾患(脳梗塞やくも膜下出血など)の件数は、男性で4万2千人程度。女性では2万6千人程度になっています(*2)。

出典:「脳血管疾患患者数の状況」(厚生労働省)

40代から倍増して、男女合計で6万8千人近くが脳血管疾患を発症しています。
これくらいの数になると、みなさまの身の回りでも同世代の方が脳梗塞やくも膜下出血、脳出血などになったという話を聞くこともあるのではないでしょうか。

医療技術の発展により、脳疾患で命を失う方が減っているとはいえ、大きな障害が残る場合も多く、大変危険な病気であることには変わりありません。
脳への不可逆的なダメージがからだ全体の機能を損ない、自由に生活できなくなる方が多いことは今一度知っておきましょう。

50代の心疾患件数

2017年度の厚生労働省の統計によれば、国内での虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)の件数は、男性で4万3千人程度。女性では1万1千人程度になっています(*3)。

出典:「虚血性心疾患患者数の状況」(厚生労働省)

心筋梗塞の原因としては動脈硬化が重要です。高血圧や脂質異常など、動脈硬化の原因となるものを放置しておくと大変危険です。

心筋梗塞は「みぞおちの辺りが締め付けられ、冷や汗も伴うくらいの痛み」と表現されるくらい、強い痛みが伴うこともあります。
日頃の生活習慣を見直して、動脈硬化を進行させないようにしましょう。

50代でも注意したい脳萎縮

将来認知症になるリスク要因のひとつとして、脳萎縮の存在が明らかになってきています。
ひとの脳は加齢とともにいくらかは萎縮していきますが、これが年齢平均より明らかに進行している場合には、認知症になる可能性が高まるといわれています。

この脳萎縮度が高い方は、肥満傾向にあったり、若い頃から高血圧や高血糖だったりと、上記でも述べてきた肥満や脳・心疾患とも関わりが深いです。

認知症は生活習慣病との関わりが深く、60代・70代になってから気にし始めるのではなく、30代・40代から考えるべきである、と脳科学研究者のあいだではいわれ始めています。

口腔ケアが大切になる50代

50代では口の中の状態がどんどん悪化する方と、ほとんど問題ないという方にくっきり別れます。

若い頃から食後の歯磨き、1日に1回以上のフロス、定期的に歯科でのクリーニングをしてきた方は、50代になっても失う歯がないか、あるいは非常に少なくて済みます

これまで何も口腔ケアをしていなかったという方は、口の中のケアをすぐにでも始めましょう。
60代・70代・80代としっかりと噛むことができればできるほど、健康面でもプラスが多いです。

脳ドック、CT肺・心血管ドックでまとめて検査

健康診断や人間ドックとともに、脳ドックやCT肺・心血管ドックを定期的に受ける方が年々増えています。
脳疾患、心疾患、脳萎縮の度合い、がんの早期発見など、自分の体に起こるリスクに気づくには、定期的な検査をおすすめいたします。

記事についてお気づきの点がございましたら、
編集部までご連絡いただけますと幸いです。

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監修医 知久 正明 (ちく・まさあき)
メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック院長・医学博士

病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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