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2023/11/09 ( 公開日 : 2021/12/06 )
加熱式タバコ・電子タバコによる健康被害はあるの? 研究データが少ない電子タバコには未知のリスクも
電子タバコとは?
電子タバコとは装置内や専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気で加熱して、エアロゾルを発生させる仕組みになっているタバコです。
電子タバコは加熱式タバコとは異なり、紙タバコは使用されていません。
あくまでフレーバーを楽しむものとなっています。
日本国内ではニコチンを含む電子タバコが、医薬品医療機器等法(薬機法)にて禁止されています。
そのため、ニコチンを含む電子タバコは現在販売されていません。
健康への影響
電子タバコに含まれている化学物質としてメインになるのは、食品添加物としても広く使われている「プロピレングリコール」「植物性グリセリン」などです。
どちらとも毒性はかなり低いとされており、食品添加物としては安全性が高い物質になります。
しかし電子タバコでの使用による安全性は保証されていないため、今後とも健康被害が起こる可能性はゼロではありません。
実際に起きたアメリカの事例では以下のものがあります。
- 肺障害
- びまん性肺胞障害
- 急性好酸球性肺炎
- 過敏性肺臓炎
- 巨細胞性間質性肺炎
- リポイド肺炎
発症の原因となる物質はまだ断定することができていません。
アメリカではニコチン入りの電子タバコ販売が許可されていることも、このような病気の原因となっています。
その他のリスク
① 未成年でも購入し使用できる製品のため、混同してタバコ製品に対するハードルが下がる可能性がある。
(しかし販売店やメーカーによっては、未成年の購入をNGとしているところが多い。)
② 国内の場合にはタバコとしての販売許可が不要なため、製品として安全性が不十分なものが流通する可能性がある。
③ 国内の場合にはアメリカからの輸入品などで、違法にニコチン入りの電子タバコが流通する可能性がある。
④ 違法薬物などの吸引器具として悪用される可能性がある。
加熱式タバコ・電子タバコは重大疾患リスクあり!
加熱式タバコも電子タバコも、ともに健康への悪影響がある可能性はわかってもらえたと思います。
まだ科学的に実証されていないため、適正な治療や重症度が測れないこともあるリスクもあります。
リスクをしっかり理解したうえで使用するようにしましょう。
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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