肺がんに初期症状はあるの? 肺がんの種類、予防、治療方法などについても解説!
日本の死因ランキングの中で1位は「悪性腫瘍(がん)」です。その中でも「肺がん」が最も多いとされています。肺がんは初期の段階で気づきにくい上、危険性の高い病気になっています。この記事では、そんな肺がんの非小細胞がん/小細胞がんのちがいや、予防方法・治療方法について解説いたします。2023/11/09 ( 公開日 : 2021/12/06 )
加熱式タバコ・電子タバコによる健康被害はあるの? 研究データが少ない電子タバコには未知のリスクも
加熱式タバコとは?
従来の紙タバコは、タバコ葉を燃やして吸う仕組みであることに対して、加熱式タバコはタバコ葉を燃やさずに加熱することによって、エアロゾルを発生させるものです。
エアロゾルとは、固体や液体、気体の微小な粒子の混合体をいいます。エアロゾルにはさまざまな化学物質が含まれています。
紙タバコと比較して含まれた化学物質が少ないものもあれば、同じくらいのもの、もしくは紙タバコよりも多く含まれているものも存在しています。
まだ世に出てから期間が長くないため、安全性は化学的に証明されていません。
加熱式タバコによる喫煙はなるべく避けるのが無難です。
加熱式タバコの健康への影響
加熱式タバコの健康への影響は、以下の2パターンにわけられます。
・ニコチンによる従来のタバコと同じ健康被害
・新たに考えられる健康被害
加熱式タバコにもニコチンは含まれており、その量は紙タバコと比較して50%程度とされています。
しかしながらこれはニコチンによる依存を生み出すのに、十分な量であるといえるでしょう。
また紙タバコよりも視覚的な煙の量や消費している感覚が乏しいため、かえって喫煙量が増えてしまうというケースもあります。 クリーンなイメージで喫煙している方、もしくは喫煙を考えている方は、いま一度見直す必要があるかもしれません。
ニコチンによる従来のタバコと同じ健康被害
代表的なものとして
- 肺がん
- 心筋梗塞・脳卒中リスクの上昇
- 呼吸器疾患や喘息
- 肺気腫の悪化
- 腹部大動脈瘤
などがあります。
紙タバコの副流煙と同様に、エアロゾルには受動喫煙のリスクがあります。
煙量が少なくなっても、化学物質の含まれたエアロゾルは、他人の体内に入り込みます。
とくに妊婦の受動喫煙については、低体重児や妊娠期間に対して小さい胎児の出産、早産につながる可能性があることを知っておかなければいけません。
子どもの受動喫煙については、中耳炎、感染症、乳幼児突然死症候群(SIDS)などを引き起こす可能性があるため子どもがいる方はとくに注意が必要です。
新たに考えられる健康被害
化学物質の吸引が人体に影響を与える可能性があることを説明します。
・ホルムアルデヒド…発がん性物質
・アクロレイン…劇物
・ベンズアルデビド…香辛料などに使われる刺激物質
上記に記載したのは加熱式タバコに微量に含まれているとされる科学物質の代表的なものです。
また上記以外にも「プロピレングリコール」や「グリセロール」という化学物質も含まれています。
これらは経口摂取であれば毒性は低いとされていますが、加熱式タバコではエアロゾルとなりさらには高濃度に発生したという報告があります。
紙タバコと比較すると有害物質の発生量に違いがあり、新たな健康被害も考えられます。
まだ長期的なリスクについては科学的な証明がされていませんが、「新しいリスク」について懸念は持っておいていいでしょう。
その他のリスク
国内で禁煙が進んでいますが、加熱式タバコの普及によって喫煙者数の減少の妨げになっています。
またタバコの使用状況として、紙タバコとの併用で加熱式タバコを使用する方もいる状況です。
どちらの有害物質も体内に取り入れることによって、長期的に新たな健康被害が出てくることも否定できないところが実情です。
近年は加熱式タバコに関連する研究も多くなされていますので、今後もチェックしていく必要があります。
編集部までご連絡いただけますと幸いです。
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